静岡の老舗メーカーが魅せる！革ランドセル・クラシカの魅力と未来

静岡県静岡市に本社を構える株式会社池田屋は、昭和初期のランドセルをモチーフにしたレザーバッグ「クラシカ」シリーズで知られる老舗のバッグメーカーです。このブランドは、伝統的なデザインと現代的な使い勝手を融合させたアイテムを提供し、多くのファンを魅了しています。特に「小さな革のランドセルクラシカ」シリーズは、可愛らしいレトロなデザインでありながら、実用性を兼ね備えています。これまでリュック型のファーストモデルとして登場したこのシリーズは、最近新たにショルダーバッグやサコッシュ、マルチポーチなどのアイテムへと展開が進みました。

新モデル誕生の背景

「クラシカ」のシリーズ化を推進した担当者によれば、展開のきっかけとなったのは、鞄の展示会での反響でした。特に注目されたのは、コンパクトバッグの人気の高まりです。「リュック型のクラシカをもっとコンパクトにしてみよう」というアイデアが生まれ、試作がスタートしました。もともとはショルダーバッグのみの予定でしたが、試作を重ねるうちにサコッシュやマルチポーチ、さらに大きめの「クラシカL」へと展開が拡大し、今では5つのタイプが揃うシリーズとなっています。

クラシカのこだわり

このシリーズの魅力は、昭和の面影を残す懐かしいレトロなデザインと、シンプルで洗練されたスタイルにあります。担当者が最も重要視したのは、“クラシカらしさ”を守ること。素材には、ファーストモデルと同じ姫路レザーを使用しており、使うほどに味わいが増す経年変化の魅力を持っています。ユニセックスなデザインを目指し、お客様やスタッフの意見を取り入れながらサイズ感や使用感を徹底的に追求しました。

製品の反響

新シリーズがリリースされると、想像以上に多くの反響がありました。特に嬉しかったのは、これまで女性ファンが中心だったクラシカの魅力が、年齢や性別を超えて広がったことです。さらには、海外のお客様からも注目を集めるようになり、ブランドの影響力が増していることを感じました。特に社内スタッフからの反響には、ものづくりの喜びが感じられました。「これ、自分用に欲しい！」との言葉があった瞬間、製品の魅力がリアルに感じられ、スタッフ一同が一層の誇りを持つことができました。