ONLYOFFICEがDropboxとの連携を強化!
オープンソースのオフィススイートであるONLYOFFICEを提供するAscensio System Pte. Ltd(シンガポール)は、2025年11月11日、新たに「Dropbox用ONLYOFFICEアプリ」バージョン1.1.1を正式にリリースしました。これにより、Dropboxを利用するユーザーにとっては、文書作成や編集、共有がさらに便利になることが期待されています。
バージョン1.1.1の重要なポイント
今回のアップデートでは、特にチームフォルダの使用を強化したことで、よりスムーズな共同作業が実現しています。多くの企業や教育機関がクラウド環境での文書管理を進める中、ONLYOFFICEはDropboxに保存された文書を直接開き、リアルタイムで他のユーザーと共同編集を行うための強力なツールとして位置づけられています。
主なアップデート内容
1.
チームフォルダの対応強化
新バージョンでは、Dropbox内の共有フォルダ(チームフォルダ)におけるファイル編集が可能になり、チームメンバー間での作業がより効率的になるでしょう。
2.
対応ファイル形式の拡大
新たに多くのオフィス文書形式に対応したため、さまざまなファイルを直接編集できるようになります。これには、Visio図面(.vsdx)、Markdownファイル(.md)、OpenDocumentグラフィックファイル(.odg)などが含まれています。
3.
編集体験とパフォーマンスの改善
読み込み速度の向上と安定性の強化により、より快適なリアルタイム共同編集が実現しました。これにより、文書の変更を即座に反映させながら作業を進められます。
使い方は簡単
DropboxとONLYOFFICEの利用は非常にシンプルです。まず、Dropboxアカウントにログインして編集したいファイルを選択します。次に、右上の「アプリで開く」から「ONLYOFFICE Docs」をクリックすれば、ブラウザ上でドキュメントエディターが開き、そのまま編集や保存が行えます。
対象ユーザー
このアプリは、Dropboxを利用して文書を共有・管理している企業や教育機関に最適です。また、チームで共同作業を行うプロジェクトメンバーや、クラウド上でオフィス文書の編集及び管理を一元化したいと考えるユーザーにとっても大いに役立つでしょう。
価格と提供形態
このONLYOFFICEアプリは無償で利用でき、Dropboxに追加するだけで即座に利用可能です。サブスクリプションや追加費用がかからないため、誰でも気軽に導入できます。
ONLYOFFICEについて
ONLYOFFICEはラトビアのAscensio System SIAにより開発されたオープンソースのオフィススイートであり、文書、スプレッドシート、プレゼンテーションの作成・編集から共同作業まで、まさにすべてを一つのプラットフォームで提供します。Web、デスクトップ、モバイルそれぞれに対応しており、企業、教育機関、政府機関など、多様な分野での利用が進んでいます。
新たに追加された機能により、ONLYOFFICEとDropboxを活用すれば、文書の共同作業がこれまで以上に豊かで便利になります。今後もこの進化に注目し、さらなる機能向上に期待したいところです。