job tag活用促進事業
2024-06-28 17:35:51
三菱総合研究所、日本版O-NET(job tag)活用促進事業で採用要件整理の実証公募を開始
三菱総合研究所(MRI)は、厚生労働省から受託した「職業情報提供サイト(日本版O-NET)活用促進事業」において、日本版O-NET(通称 job tag)を活用した採用要件整理に関する実証事業を開始した。
この事業は、内閣官房「新しい資本主義実現会議」で提唱された「三位一体の労働市場改革の指針」に基づいている。同指針では、人口減少による労働供給制約下で、従来の雇用システムの変革が必要であるとし、職業情報インフラ整備を重要施策として位置付けている。
MRIは、スキル等情報可視化の重要性を提言しており、これまで官公庁からの受託事業や企業・組織へのコンサルティング業務を通して、成長分野への円滑な労働移動や、内外労働市場でのキャリア形成支援に取り組んできた。
本事業では、企業によるjob tag活用方法の実証や、将来に向けた対応すべき事項および方向性に関する検討を行う。実証は、中小企業の採用活動を対象とし、job tagの人材採用要件整理機能を活用して採用要件の可視化を試行する。関東近郊の中小企業を対象に、8月~12月頃に実施される予定だ。
MRIは、今後も、官公庁が主導する事業や関連サービスの開発・社会実装を通じて、内外労働市場でのキャリア形成およびキャリアアップの実現を支援していくとしている。