自由研究コンテスト2024 最優秀賞の発表と入賞作の紹介
株式会社 Gakken(学研)は、今年の夏に開催された「楽しく作れる! 楽しく学べる! パソコン×自由研究コンテスト2024」の結果を公表しました。このコンテストは、小学生と中学生を対象に、自由研究のアイデアをパソコンやタブレットを活用してまとめるものです。最優秀賞はそれぞれ一作品、優秀賞には四作品が選ばれ、入賞作品全10点は特設サイトで2024年10月18日(金)から閲覧可能です。
コンテストの目的と意義
「パソコン×自由研究コンテスト」は、子どもたちが身近な疑問を自由に研究し、それをパソコンなどのデジタルツールを使って発表することを目的としています。文部科学省が力を入れるICT教育の重要性が増す中、2020年にはGIGAスクール構想が導入され、すべての児童にタブレット端末が配布されています。このような環境を背景に、子どもたちが自由研究をデジタル技術の力を借りて行うことの意義がますます大きくなっています。
2024年小学生の部 最優秀賞
小学生の部では、「赤ちゃん(弟)が泣きやむAI曲作り」が最優秀賞に輝きました。この研究では、0歳の弟が泣き止む曲の特徴を分析し、オリジナルの「赤ちゃんが泣き止む曲」を生成するという内容です。課題設定からデータ収集、仮説ベースの検証までも体験的に進めており、最新の生成AI技術を上手に用いながら、論理的かつ楽しげな発想に仕上げています。
2024年中学生の部 最優秀賞
中学生の部では、「商売とは科学なのか」というテーマでの研究が最優秀賞を受賞しました。研究者は、自身の進路や家族の仕事を基に商売の科学的側面を探求し、実際にスーパーの一角を利用して商品が売れる理由をデータに基づいて考察しました。この作品は日常生活の様々な事象を科学的に捉え、興味深い視点を提供しています。
入賞作品の永続的な影響
特設サイトでは、最優秀賞の他に、入賞作品全8点および昨年の最優秀作品2点も掲載されており、入賞作品を通じて自由研究の多様性と可能性が展示されています。また、2020年から2023年度の過去の入賞作品も確認でき、これらの成果を元に子どもたちが新たな課題に取り組む楽しさや動機付けを生むことが期待されています。
学研キッズネットとは?
『学研キッズネット』は、小・中学生向けのオンライン教育ポータルサイトで、多様なコンテンツを提供しています。このサイトには自由研究プロジェクトの他に、科学に関する疑問を解決するコーナーや将来の仕事を考えるサポートも含まれています。最新の教材や情報を収集し、子どもたちが楽しみながら学べる環境が整っています。
まとめ
「パソコン×自由研究コンテスト」は、子どもたちが新しい知識を求め、探求心を育む機会を提供します。入賞作品は、今後の研究意欲を高める手助けとなり、また大人たちにも刺激を与える内容となっています。ぜひ特設サイトで入賞作をご覧になり、新たな発見をお楽しみください。
詳しくは以下のリンクからご確認いただけます:
特設サイトへのリンクはこちら
2023年の入賞作品
2022年の入賞作品
2020、2021年の入賞作品