CPAエクセレントパートナーズがバリューアップパートナーを傘下に迎え、新たな成長へ
2023年、CPAエクセレントパートナーズ株式会社は、バリューアップパートナー株式会社(VUP)の株式を取得する契約を締結した。この発表は、両社の強みを掛け合わせ、より良いサービスを提供していくための重要な一歩である。
CPAエクセレントパートナーズの使命
CPAは「人の可能性を広げ、人生を豊かにする応援をする」というミッションを胸に、多様なサービスを展開している。公認会計士資格スクール「CPA会計学院」は、高い合格実績を誇り、973名の合格者を輩出した。また、転職支援サービス「CPASSキャリア」や、社交の場「CPASSラウンジ」、さらにeラーニング「CPAラーニング」といったプラットフォームから、総合的な支援を行っている。
VUPの特異性
一方、VUPは企業のCFOに特化した人材紹介事業を展開しており、充実したネットワークとノウハウを持っている。特にCFOを対象としたキャリア支援においては、業界ごとの知見を活かし、一人一人のスキルや適性に合ったマッチングを実現している。これにより、 CPOやM&A関連事業も含めた幅広いサービスを提供し、業界内での高い信頼を得ている。
シナジー効果を生む新たな連携
CPAとVUPが合併するこの機会は、両社の専門知識を結集し、CFO人材に特化した新たな支援体制を構築することを目指している。例えば、 CPAの広範な人材ネットワークを活用し、VUPが提供するCFO関連のキャリア支援を更に強化。これにより、CFA人材支援事業が大きなシナジー効果を生むことが設計されている。
リーダーシップの意義
CPAの代表取締役である国見健介氏は、今回の提携に際しての期待を表明。「会計ファイナンス人材に貢献するインフラ企業になる」というビジョンを達成するために、CFO人材支援分野でのVUPとの連携は欠かせないと考えている。そして、CFOには専門的なスキルだけでなく、リーダーシップやマネジメントスキルも求められており、VUPが持つ知見が貴重であると認識している。
VUPの代表取締役である大塚寿昭氏も、CFO人材の魅力を広めることの重要性を強調し、CPAとの連携が多くの人材に役立つと考えている。この協力により、CFOの道はより具体的で実現可能なものになるはずだ。
未来に向けた展望
今回の株式取得は、CPAエクセレントパートナーズが目指す「会計ファイナンス人材に貢献するインフラ企業」としての地位をより確立するための重要なステップだ。公認会計士の養成だけでなく、幅広い会計ファイナンススキルを持つ人材を育成することが、全体としての企業や社会に貢献できるとしている。
株式取得の概要
- - 対象企業: バリューアップパートナー株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル15階
- - 代表者: 大塚寿昭
- - 設立年月: 平成27年1月
- - 取得株式数: 500株(全株式)
- - 取得後の所有割合: 100%
- - 株式取得日: 2025年9月30日(予定)
CPAエクセレントパートナーズとバリューアップパートナーの提携は、両社の持つ強みを活かし、会計ファイナンス人材の未来に向けて大きな一歩を踏み出したケーススタディとして、多くの関心を集めることになるだろう。