第26回 図書館総合展での金剛株式会社の出展
金剛株式会社は、2024年11月5日から7日までパシフィコ横浜で開催された「第26回図書館総合展」に出展しました。この重要な業界イベントは、日本最大級の展示会として、図書館および情報関連分野の最新の動向を知る場であり、関係者同士の貴重な交流の機会を提供しました。
出展の概要
本展では、金剛株式会社のブースに多くの来場者が立ち寄り、盛況のうちに活動を終えることができました。出展にあたり、若手社員を中心に構成されたプロジェクトチームが全ての準備を行い、企業の勢いと革新を感じさせる展示内容に仕上げました。
特徴的なブースデザイン
金剛のブースは、「移動棚でくつろぎ空間と蔵書数確保の両立を叶える」をテーマに掲げ、木の温もりとスチールのシャープさが融合した魅力的な空間を演出しました。在庫が多くなりがちな図書館業務において、使用空間を最適化しながらも心地よさを追求したデザインが高く評価されました。
主要アイテムの紹介
移動棚:Feluce®
特に注目を集めたのは、特殊素材「Feluce®」を使用した移動棚AKZです。この移動棚は、自治体が財産を可視化するために設置する「みせる書庫」としての使用に最適です。「Feluce®」は、環境負荷を低減する素材で、製造過程におけるCO2排出量を従来の約30%削減できるという特長があります。美しさだけでなく、エコロジーに配慮した製品として、多くの来場者の関心を集めました。
地震対策の工夫
ブースでは、他にも地震対策を考慮した「傾斜スライド棚」を展示。棚に取り付け可能なシンプルなデザインで、機能性とコストパフォーマンスの両立を図っています。これにより、既存の書棚の安全性を確保しつつ、見た目にも配慮した機能を提供します。
くつろぎスペースの展開
加えて、書架に黒板塗装を施した「ころもがえパネル」を展示し、訪れる人々が自身のアイデアで書架を飾り変える愉しさを感じられるような工夫も盛り込まれています。若手社員によるアイデアが実現したこのパネルの採用は、金剛の創造性と柔軟性を示しており、来場者からも高い評価を受けました。
展示会の盛り上がり
「まるっとライブラリ in パシフィコ横浜」と題されたプロジェクトでは、多くの出展者が金剛の木箱書架である「つみ木ばこ」を積極的に使用しました。このアイデアは、参加した25団体のブースやポスターセッションを通じて、温かみのある空間を作り上げる助けとなりました。
さらに、スタンプラリーも盛況で、閉会間際には景品がなくなるほどの人気を誇りました。参加者の多くが「楽しかった」と振り返り、特にスタンプラリーによる来場者の増加が印象的でした。
金剛株式会社の概要
創業から70年以上の歴史を持つ金剛株式会社は、移動棚や収納什器の製造に特化し、図書館の情報環境の向上に寄与しています。また、文化財資料の保存、オンラインショップの運営にも力を入れています。
公式サイトでは、各種商品の魅力や最新情報を発信しています。連絡先も明確で、問い合わせには迅速に対応しています。これからも金剛株式会社は、常に新しい価値を提供し続ける企業として成長し続けることでしょう。