新宿区の保険代理店同士のM&Aが成約
東京都新宿区に位置する保険代理店の株式会社富士グローバルと株式会社日税サービスが、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社の仲介により、合併に至った。この取引は、両社が抱える課題を解決し、さらなる発展を目指すための重要なステップとなる。
M&Aの背景
今回のM&Aに至るまで、富士グローバルの代表である宮野岳氏は、自社の事業承継に関する課題に注目し、解決策を模索していた。彼は多角的なサポートを行う保険代理店として小規模企業のニーズに応えてきたものの、時代の変化に適応すべく、他社との連携を持つ必要性を感じていた。
当初はM&Aを検討していなかったものの、顧客の事業承継ニーズを受けてM&Aに関連する情報を集め始め、最終的にはM&Aキャピタルパートナーズの山田啓氏との出会いが契機となった。山田氏は長年にわたり、様々な企業の経営や資産運用に関するコンサルティングを行ってきたエキスパートで、彼との議論を通じて、M&Aが自社の課題解決に対する最良の選択肢であるとの考えに至った。
合併の決め手
富士グローバルは、複数の相手候補と慎重に比較を行った結果、株式会社日税サービスとの合併を決定した。両社の経営理念が、「企業の経営課題の解決」に重なり合っていること、またそれぞれの強みを活かし合うことで保険代理店の新たなビジネスモデルを確立できると確信したからだ。最終的に、2024年3月に合意に達し、M&Aが成立する運びとなった。
譲渡企業の概要
- - 企業名: 株式会社富士グローバル
- - 代表取締役: 宮野岳氏
- - 所在地: 東京都新宿区
- - 事業内容: 保険代理業務をはじめとする企業向けサービス提供の専門集団。
譲受企業の概要
- - 企業名: 日税グループ
- - 代表者: 吉田雅俊氏
- - 所在地: 東京都新宿区
- - 事業内容: 保険代理業務を行う企業で、幅広いサービスを提供。
今後の展望
このM&Aによって、両社は更なる成長と市場の競争力強化を目指す。特に、企業の福利厚生制度の構築やWebセキュリティ対策など新たなビジネスモデルの構築に注力し、中小企業のニーズにきめ細かく応えていく方針だ。今後の動向から目が離せない。
このM&Aの詳細については、M&Aキャピタルパートナーズの公式サイトでも紹介されている。これを機に、保険業界全体に新しい風が吹き込まれることが期待される。