斉藤総業が「SOKUYAKUベネフィット」を導入
最近、株式会社斉藤総業が健康経営優良法人ブライト500に連続して認定されたことが話題を呼んでいます。特に注目すべきは、オンライン診療サービス「SOKUYAKUベネフィット」の導入です。この新たな取り組みにより、従業員の健康管理が一層強化されることが期待されています。
健康経営優良法人ブライト500とは
健康経営優良法人ブライト500は、経済産業省および日本健康会議によって選定され、健康経営を実践する法人として評価されるものです。斉藤総業はここに6年連続で選ばれ、さらにその中でも上位2.5%に位置する500社に認定されています。このような評価は同社の働き方改革や従業員の健康への投資によるものでしょう。
健康経営を実現するための取り組み
斉藤総業は、公共工事を中心に土木や舗装事業を展開しています。会社の代表である斉藤一昭氏は、「社員は笑顔で働けているか」「家庭を犠牲にしていないか」という問いを常に自問しながら、健康経営を実践してきました。
具体的には、勤怠管理システムの導入や年間休日カレンダーの策定、業務の見える化を進めるためのクラウド化に取り組んでいます。これによって社員同士が「気づき」を共有し、自発的に業務の在り方を見直す風土を醸成しています。こうした努力が健康経営優良法人としての高い評価につながっています。
「SOKUYAKUベネフィット」の特長
「SOKUYAKUベネフィット」は、ジェイフロンティア株式会社が提供するオンライン診療・服薬指導サービスを従業員向けの福利厚生として利用できる制度です。このサービスを利用することで、急な体調不良に対しても、休日や夜間にオンラインで診療を受けられ、処方薬を自宅やオフィスに届けることが可能です。
また、受診が無理なく行えるよう、仕事の合間にも利用でき、通院の負担を大幅に軽減できます。さらには、従業員の家族も同様のサービスを受けることができ、家族全体の健康をサポートします。
効率的な労働環境を目指して
専務取締役の中尾美紀氏は、「通院にかかる時間」を非常に重要視しており、特にお子さんがいる家庭では付き添いによる風邪のリスクも考慮されています。このような中、テレビCMを機に「SOKUYAKU」を知り、導入を決定した背景には、効率的な診療が従業員の健康管理に貢献するとの期待がありました。「SOKUYAKU」は新たな健康管理の手法を提供し、斉藤総業の働き方改革をさらに推進することになるでしょう。
今後の展望
斉藤総業は、今後も健康経営を強化し、さらなる取り組みを進めていくと同時に、「SOKUYAKUベネフィット」の利用促進を通じて、従業員の健康管理を全力でサポートしていく方針です。これは健康経営優良法人のみならず、ホワイト500をはじめとする全ての企業へと波及していくことでしょう。
この取り組みは、業種を問わず多くの企業に影響を与えることでしょう。“健康であること”が生産性にどう関わるのか、そしてそれが企業全体にどう影響を及ぼすのか、私たちも引き続き注視していきたいと思います。