秋田県にかほ市で誕生した「アワビ調査隊」ラッピングバス
2025年12月1日より、秋田県にかほ市で運行を開始したオリジナルラッピングバス。この企画は、一般社団法人「海と日本プロジェクトin秋田県」が地域と連携し、環境への意識を高めることを目的としています。
ラッピングバスの誕生の背景
新たに運行が開始されたバスには、地域の小学生たちが描いた海の生き物や環境保全へのメッセージがデザインされており、地域の海洋環境を守るための意識を醸成しています。これは「日本財団 海と日本プロジェクト」の一環で、豊かで美しい海を次世代へ引き継ぐための取り組みです。
イベント「鳥海山が産み出す海産物」
この取り組みの一環として、9月13日と14日に行われた体験学習イベント「鳥海山が産み出す海産物!あきたアワビ調査隊」では、参加した児童が海の恵みや大切さについて学びました。鳥海山から流れ下る伏流水が、豊かなミネラルと栄養をもたらし、アワビや岩ガキの生育に果たす役割が強調されました。
体験学習の内容
イベントでは、参加者全員が学びの成果を1枚の絵やメッセージにまとめ、自分たちにできる海の大事を発表しました。この経験を通して、地域住民にもアワビや岩ガキを守る行動を促したいという想いが根づいたのです。
こうして、子どもたちの感じたことや考えたことがバスに込められることで、県民との接点が生まれ、海の環境保護が広がっていくことが期待されています。
ラッピングバスの運行概要
企画名
「にかほ市コミュニティバス車体ラッピング」
運行期間
2025年12月1日から2026年11月30日までの1年間。運休日は日曜、祝日、12月31日から1月3日までの間です。
運行路線
にかほ市内の釜ヶ台線で、1日に7便運行されます。
地域社会とのつながり
このラッピングバスは、にかほ市を訪れた方々にとっても楽しみの一つです。子どもたちが一生懸命描いたメッセージを見つけることで、地域の海や自然について考えるきっかけになることでしょう。
いかに地域環境を守るか
日本財団「海と日本プロジェクト」は、海の現状を理解し「自分ごと」として捉えることを促しています。全ての世代の人々が海を守り、次の世代へ引き継いでいくためのアクションを起こすことが求められているのです。今後も地域の取り組みを支援し、海に関する意識が高まるようなイベントや活動が増えることが期待されます。
おわりに
このラッピングバスは、地域の未来を見据えた素晴らしい活動の象徴です。海・山・人が共に豊かに生きるためには、私たち一人一人の意識改革が必要です。にかほ市でのこの素敵な取り組みが、多くの人々に届き、海を守るアクションへとつながることを願っています。