聴覚障害者の新たな活躍を促す「デフポテンシャルサーベイ」
2021年2月24日、水曜日に、株式会社サイレントボイスが「デフポテンシャルサーベイ」の一般提供を開始しました。このサーベイは、聴覚障害者がどのように職場で活躍しているかを評価し、企業が課題を把握するための重要な手段です。聴覚障害者が抱える特有の課題を解決することで、企業はより良い職場環境を整えることができます。
聴覚障害者の職場環境を向上させる目的
サイレントボイスは、聴覚障害者を雇用する企業向けにコンサルティングを行っています。コロナ禍において、マスクの影響でコミュニケーションの機会が奪われ、聴覚障害者の孤立が深刻化しています。企業での聴覚障害者の勤務状況を把握できないままでは、効果的な施策を展開することが難しくなります。そこで「デフポテンシャルサーベイ」を使って、企業が課題を明確に理解し、打開策を見出すサポートを行います。
サーベイの詳細と期待される効果
このサーベイは、聴覚障害者が所属するチームの環境と活躍度を評価します。実施することで、各企業は聴覚障害者の状態を定量的に把握し、問題を分析しやすくなります。これにより、必要な施策を基にした支援ロードマップの作成が可能となり、個別の研修施策も展開しやすくなります。
特に、近年IT技術が進化したことで、視覚情報を通じた業務改善が進んでいます。サイレントボイスは、聴覚障害者も企業の戦力として力強く成長できるよう、コミュニケーションの枠組みを充実させる取り組みを進めています。
サーベイの実施に関する条件
「デフポテンシャルサーベイ」は、聴覚障害者を雇用している企業を対象に実施されます。具体的には、以下のような企業に最適です。
- - SDGsの実現に貢献したい企業
- - ESG投資を重視する企業
- - 聴覚障害者の活躍を期待する企業
モニター価格は110,000円(税込)で、限定10社を募集します。通常価格は220,000円(税込)となるため、この機会を利用することでコストを抑えられます。
企業様の感想
既にサーベイを実施した企業からは、「課題を明確化し、効率的に対応できた」との声が寄せられています。聴覚障害者とともに働く聞こえる社員との間で、コミュニケーションの悩みを解消するための具体的な策を見出せたことが、大きな効果をもたらしたとのことです。
サイレントボイスと代表・尾中友哉氏
サイレントボイスの代表、尾中友哉氏は、聴覚障害者の両親を持つ耳の聞こえる子どもとして育ち、聴覚障害者の視点から企業向け研修を行っています。彼は「DENSHIN」というプログラムを提供し、また障害者の教育分野にも進出し、「デフアカデミー」という学習塾を設立しました。今後も聴覚障害者と社会の関係性を変える事業を展開していくことでしょう。
このように、「デフポテンシャルサーベイ」は聴覚障害者の可能性を広げ、企業の発展にも寄与する重要な施策となっています。