AcroChatAIがAmazon Bedrock Flowsに対応、生成AIの業務適用を加速

アクロクエストの生成AIアシスタント、AcroChatAIがAmazon Bedrock Flowsに正式対応

神奈川県横浜市に本社を構えるアクロクエストテクノロジー株式会社は、同社の提供するエンタープライズ向け生成AIアシスタント「AcroChatAI」が、Amazonが提供する新サービス「Amazon Bedrock Flows」に正式対応したことを発表しました。この新しい連携により、企業は自社の特有なユースケースに応じた生成AIを迅速に導入できるようになります。

Bedrock Flowsの概要

Bedrock Flowsは、2024年11月23日に正式にローンチされるサービスで、ノーコードまたはローコードの環境で生成AIを活用したワークフローを容易に構築できることが特徴です。視覚的なインターフェースを介して、独自のRAG（Retrieval-Augmented Generation）やAIエージェントを簡単に作成することが可能になっています。AcroChatAIは、既存のAIチャット機能やRAGに加えて、Bedrock Flowsで構築されたワークフローとの連携を通じて、企業における生成AIの多様なニーズにも対応していきます。

背景にある企業ニーズ

近年、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）が加速する中で、従来のAIチャットやRAG以外にも、生成AIが活用される場面が増えています。しかし、企業内で生成AIを活用する際には、共通の利用だけではなく、各部門や業務に特化したニーズへの応答が求められています。従来は、これらのニーズに応えるために多くの時間とリソースが費やされてきました。

特に、パイロットプロジェクト（PoC）を通じて迅速に導入を進めたいという声も多く寄せられています。これらの課題に対処するため、AcroChatAIはBedrock Flowsと連携し、企業の特有のユースケースに生成AIを迅速に適用できる環境を整えました。

AcroChatAIにおけるBedrock Flows対応の特長

AcroChatAIを利用する際の特長は以下の通りです。

- 簡単なWebUIでのワークフロー連携: 自社のAWSアカウントで作成したBedrock Flowsのワークフローと簡単に設定を行い、スムーズに連携可能。
- カスタマイズ可能なユーザーインターフェース: Bedrock Flowsでは標準では存在しないユーザー向けのUIをAcroChatAIが補い、求められる情報やサービスに迅速にアクセスできるようにします。
- アクセス権限管理機能: ユーザーのアクセス権を管理することで、特定の部門や権限を持つユーザーのみが利用できる生成AIサービスを実現します。