食のブランドニッポンフェア2014
2014-09-26 15:05:24

農研機構が贈る食のブランドニッポンフェア2014!新商品発表会&試食会大盛況

食のブランドニッポンフェア2014:東京セミナー&試食会大盛況



2014年9月から10月にかけて開催された「食のブランドニッポンフェア2014」。その目玉企画のひとつとして東京で開催されたセミナーと試食会は、多くの食通や研究者らで賑わいました。

このイベントでは、農研機構の研究者たちが日々の研究成果を熱意をもって発表。最新の品種開発や、農産物の機能性に関する知見が共有されました。特に注目を集めたのは、開発期間の短縮化に向けた取り組みや、消費者のニーズを捉えた品種開発の工夫について解説した小麦に関する発表です。

セミナーでは、以下の4つのテーマが取り上げられました。

1. 新しい品種が食卓にのぼるまで:小麦を例に、品種開発の苦労や工夫、そして新たな方向性が示されました。
2. 美味しい食生活で健康に!機能性農産物・食品:胚芽が大きく、栄養価の高いお米「はいごころ」や、高メチル化カテキンを含む緑茶「べにふうき」など、機能性食品の研究成果が発表されました。
3. 老化抑制効果が期待できる乳酸菌H61株とGABA含有チーズの紹介:肌の改善効果が期待できる乳酸菌H61株を用いたヨーグルトや、血圧降下作用のあるGABAを含むチーズが紹介され、注目を集めました。
4. 秋本番!果樹新品種の紹介:皮ごと食べられる大粒のブドウ「シャインマスカット」、柔らかく甘いナシ「あきづき」、渋皮が簡単に剥けるクリ「ぽろたん」など、魅力的な秋の味覚が紹介されました。

セミナー後には、参加者と研究者による活発な意見交換が行われるコミュニケーションタイムが設けられました。参加者は「にこまる」「あきだわら」「ミルキークイーン」「はいごころ」などの新米、「べにはるか」などのサツマイモ、「シャインマスカット」「あきづき」などの果物、そして乳酸菌H61株入りのヨーグルトやGABA含有チーズなどを試食し、研究者から直接説明を受ける貴重な機会となりました。

その他のフェア関連イベント

東京でのセミナー以外にも、フェアでは様々なイベントが開催されました。丸の内タニタ食堂では、農研機構育成品種のトマト「すずこま」を使った期間限定メニューが人気を博しました。また、全国の大丸・松坂屋百貨店では、農研機構が開発した「すずこま」「ほっとけ栗たん(TC2A)」「べにはるか」「ぽろたん」「あきづき」「シャインマスカット」などの農産物が販売され、高い人気を集めました。さらに、福岡でもセミナーが開催され、地元住民に農研機構の研究成果が紹介されました。

成功の要因

このフェアの成功は、農研機構の研究成果を一般消費者へ分かりやすく伝えることに注力した点にあります。セミナーでの専門的な説明に加え、試食会を通して五感で研究成果を体験できる機会を提供することで、参加者の高い関心を引きつけました。また、百貨店での販売を通して、研究成果を実生活に繋げる機会を提供した点も成功要因と言えるでしょう。

このフェアは、単なる発表会や販売会ではなく、研究者と消費者、そして食文化を繋ぐ貴重なコミュニケーションの場となりました。今後の食文化の発展に貢献する取り組みとして高く評価できるでしょう。

会社情報

会社名
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
住所
茨城県つくば市観音台3-1-1
電話番号
029-838-8988

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