元レーサーの挑戦
2023-05-24 11:50:02

元レーサーが挑む!航続距離ゼロからの走行実験の詳細

検証の背景


自動車の燃料残量がゼロという状況からどれほど走れるのか、元プロレーサーの大瀧賢治氏がその検証に挑みました。近年、ドライバーたちがガソリンの残量を気にせずに走行するスタイルが増えてきていますが、本当に航続距離ゼロからの走行は安全なのでしょうか。今回は、愛知県知多郡にある美浜サーキットを舞台に、その実態を明らかにしていきます。

実施場所と使用車両


公道での走行は危険を伴うため、選ばれたのは美浜サーキット。コース全長は1200メートル、ストレートは250メートルです。今回の検証には、トヨタのハイブリッド車「ヤリス(Zグレード)」が使用されました。この車両は、一般道での走行時には30km/ℓ以上の燃費を誇る優れた車ですが、高速走行時には20〜25km/ℓ程度となります。

実験の流れ


大瀧氏は、このサーキットで本格的にドライブを行いました。普段のおとなしい運転ではなく、全開でアクセルを踏み込み、エアコンをかけた状態での走行です。そういった攻めの走行ではタイヤも悲鳴をあげることに。普段の運転では体験できない迫力のある走りが展開され、その様子はYouTubeで公開されました。

結果と燃費の分析


約20キロ走行した段階で、航続可能距離ゼロの状態のままで、何事もなく走行を終えることができました。しかし、2クール目ではガス欠の症状が出現し、ピットイン。その際の燃費は平均5.5km/ℓで、想定よりかなり低いという結果に。具体的には、ゼロ距離の状態から約30分間で合計20キロの走行が可能でした。

この実験から分かったことは、航続可能距離がゼロになってもすぐにガス欠になるわけではなく、実際には残量が3.6ℓあったことが推測されます。燃料警告が出た状態は残容の約1割とのことで、安全面から早々に給油することが重要だとされました。

安全への注意


今回の実験は安全なサーキットでのものですが、公道で同様の検証を行うことは避けるべきです。各自の車両によって状況が異なるため、こまめにガソリン残量を確認し、早めに給油することが推奨されます。また、高速道路でのガス欠による停車は、道交法に違反し、違反点数が付与されることもあるため、特に注意が必要です。

ガス欠の際の対応方法


もし高速道路でガス欠寸前となった場合は、できるだけ広い場所に停車しましょう。そして、停車時にはハザードランプを点灯し、後続車に注意を促します。停車後は、周囲に気をつけ、安全な場所へ避難することが肝要です。さらに、レンジとして1kmごとに設置されている非常電話を利用して、救援を求めるのも一つの手です。

おもいやりペーパードライバースクールの概要


この検証を行ったのは、おもいやりペーパードライバースクールの大瀧賢治代表。彼の資格は多岐にわたり、教習指導員からプロレーシングドライバー、さらには皇室や要人の運転を担った経験もあります。全国に5校を展開し、様々なニーズに応じた運転教習を行っています。ペーパードライバーや高齢者ドライバーへの安全運転支援も行い、自信を持った運転者の育成を目指しています。

まとめ


今回の実験は、航続距離ゼロからでもある程度走行できる可能性を示しました。しかし、安全運転のためには、ガソリンの残量を常に確認し、無理な運転は避けることが重要です。大瀧氏の経験と検証は、多くのドライバーにとって参考になるでしょう。

会社情報

会社名
おもいやりペーパードライバースクール
住所
愛知県北名古屋市宇福寺天神137番地
電話番号
0568-54-2258

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