プロフェッショナル支援を強化するアジャイルウェアの新たな一手

アジャイルウェア、キャリアカウンセリングサービスを事業譲受

株式会社アジャイルウェアは、2024年8月1日よりキャリアブリッジ社が運営するキャリアカウンセリングサービス「SMART CAREER」を引き継ぎ、事業運営を開始します。アジャイルウェアは『Feel Goodな明日をつくる』というミッションのもと、働く人々を支援する多様なサービスを提供してきましたが、今回の譲受により、さらにその活動が拡大します。

アジャイルウェアの事業背景

アジャイルウェアは、大阪市中央区を本拠に、プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」や企業向けウェルビーイングサービス「KIWI GO」という商品を展開しています。これらのサービスはともに、働く人々がより楽しく、しあわせに働ける環境を提供することを目指しており、アジャイルウェア自体もウェルビーイング経営を実践しています。

近年、働き方や価値観の多様化が進む中、企業においてもウェルビーイングへの関心が高まっています。特に、経済産業省や厚生労働省が推奨する健康経営の影響もあり、企業は従業員の健康やメンタルケアに取り組む必要に迫られています。このような背景のもと、キャリアブリッジ社の「SMART CAREER」の譲受が決定されました。

SMART CAREERの特徴と価値

「SMART CAREER」は、組織や従業員の潜在的な状態をデジタルデータと対話を通じて可視化し、離職防止やエンゲージメントの向上を支援するキャリアカウンセリングサービスです。このサービスの中には、ストレス度の推移やエンゲージメントを測定する「アセスメント（診断）」、専門家による対話支援を行う「キャリアコンサルティング」、そして定期的に組織の状態をカウンセラーが報告する「サクセスミーティング」が含まれ、企業の健康状態を保つための様々な手法が用意されています。

アジャイルウェアがこのサービスを運営することで、従業員のキャリアと人間関係を深く理解し、ウェルビーイングの知見を活かした支援が期待されます。特に、企業はこのサービスを通じて、職場でのコミュニケーションやメンタルヘルスへの配慮を強化することができ、多くの従業員にとってより良い働き方を実現する手助けとなるでしょう。

経営者の思い

キャリアブリッジ社の代表取締役社長である石川靖氏は、アジャイルウェアの川端社長とは長年の友人であり、ともに取り組んできた事業提携を通じて「SMART CAREER」を譲渡する決断を下しました。今後は、クライアントとカウンセラーの関係を維持しつつ、サービスの品質向上に努めていく意向です。

一方、川端光義氏もアジャイルウェアの経営理念として、従業員が心身ともに活躍できる環境を整える重要性を強調しています。「SMART CAREER」を活用して、日本企業におけるウェルビーイング向上を目指していくことが、同社の重要な取り組みとなっています。

今後の展望

アジャイルウェアの新たな事業展開は、企業にとっても、働く人々にとっても大きな利点をもたらすでしょう。働き方の変化や価値観の多様性を踏まえた柔軟な支援が可能になることで、企業との強い信頼関係を築き、誰もが活躍できる社会の実現に向けた新しい一歩が踏み出されます。この事業譲受は、働く人々への新たな支援の形といえるでしょう。