PolimillのQommonsAIがバージョン2.0を発表
生成AIを活用した行政サービスの「QommonsAI」が、最新バージョンである2.0にアップデートされました。この新機能によって、地方自治体の業務や議会の運営がさらにスムーズになります。このアップデートを行ったのは、東京都港区に本社を置くPolimill株式会社です。今回のバージョンアップでは、特に自治体職員向けの機能強化が目立ちます。
新機能の詳細
新たに追加された主な機能は以下の通りです。
1. 議会対応AIの横断検索機能
これまで、議会議事録の検索は1つの自治体情報に限られていましたが、今回のバージョンで複数の自治体の情報を一度に検索・比較できるようになりました。これにより、隣接自治体の議事録も一括で確認できるため、意思決定のスピードが向上します。ユーザーは自分の自治体をデフォルトとして設定し、簡単に横断検索が可能です。
2. UI/UXの全面刷新
新しいQommonsAIは「見やすく・使いやすく・迷わない」をテーマに、ユーザーインターフェースが一新されました。初めて使用する方でも直感的に操作できる設計となっています。これにより、職員が困ることが少なくなるでしょう。
3. お知らせページの新設
ユーザビリティを向上させるために、操作マニュアルやFAQ、イベント情報をまとめたお知らせページが新設されました。この専用ページからいつでも最新情報を確認できるため、利用者にとって大変便利です。
安心して使える仕組み
Polimillでは、全国300を超える自治体からの要望を元に、定期的にアップデートを行なっています。さらに、1000アカウントまでのトークン数が無制限で、無償で利用できるという点も強みです。この取り組みにより、小規模の自治体でもデジタル化の波に乗りやすくなっています。
今後の展望
新機能の追加に加え、導入研修体制の強化も図られており、全国どこでも無償で現地研修を行えるようになっています。今年の予約もすでに始まっており、2025年までに800自治体への導入を予定しています。今回のQommonsAIバージョン2.0のリリースにより、行政のデジタルトランスフォーメーションが一層加速することが期待されています。
Polimill株式会社について
同社は創業から4年を迎え、進化した行政サポートAIである「QommonsAI」と、市民参加型のSNS「Surfvote」を運営しています。これらのサービスを通じて、地域の課題解決に貢献し、より豊かなデジタル社会の実現を目指しています。行政サービスのデジタル化は、今や必須とも言える時代となりました。Polimillの取り組みにより、地域社会がどのように変わっていくのか、注目です。