国際シンポジウム「The Inochi Dialogue」の開催概要
2025年6月5日(木)から6日(金)の2日間、大阪大学中之島センターで、持続可能な未来に向けて国際的な知見を共有するイベント「The Inochi Dialogue」が開催されます。このシンポジウムは、世界中の研究者が集まり、未来社会に関する議論を深めるための重要なプラットフォームとなることを目指しています。
いのち会議の背景
このシンポジウムの主催は「いのち会議」の国際部門で、健康(Health)、ウェルビーイング(Well-being)、持続可能性(Sustainability)の3つの重要分野を基にアイデアを交換します。これにより、参加者間での活発な対話が促され、領域を横断した知見が集まります。特に、「いのち」というテーマが如何に未来社会につながるかを探求することが、このシンポジウムの核心です。
開催日時と場所
このシンポジウムは、2025年6月5日(木)と6日(金)の各日17:30から19:30に、大阪大学中之島センター5階の「いのち共感ひろば」にて行われます。また、オンラインでの参加も可能なため、広範な参加者が見込まれます。使用言語は英語で、研究者や学生、政策関連の方々、一般市民にも開放されています。
プログラム内容
6月5日(木)
- - 開会挨拶: 堂目卓生(大阪大学総長補佐/いのち会議委員長)
- - Health/Foodセッション: 食糧システム、栄養改善、気候と健康問題に取り組む。
- 発表者:Eric Brunner(UCL教授)、磯博康(大阪大学名誉教授)
- - Well-beingセッション: 持続可能な都市を対象に、データ活用による脱炭素と廃棄物ゼロを目指す。
- 発表者:下條真司(青森大学教授)、Dai Yanjun(上海交通大学教授)
6月6日(金)
- - Sustainabilityセッション: 幸福の統合的繁栄指標(IFM)の開発に向けた議論。
- 発表者:Andrej Zwitter(グローニンゲン大学教授)、堂目卓生
- - 全体討議と総括: 各セッションの座長が集まり、議論を行います。
いのち会議の意義
「いのち会議」は、一人ひとりが地球上で生かされているという意識を持ち、つながりを深めることを目的としています。「いのち」とは何か、また「輝く」とはどういうことなのかを考えることが、本シンポジウムの大きなテーマです。このような議論を通じて、2025年の大阪・関西万博では「いのち宣言」が発信される予定です。この万博以降も「いのち会議」は、その理念を継続し、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に尽力します。
参加申し込み
関心がある方は、オンライン申込フォームにアクセスして参加を申し込むことができます。詳細は以下のリンクからご確認ください。
お問い合わせ先
行事に関するお問い合わせは、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブまで。
この国際シンポジウムは、未来社会を見据えた重要なイベントであり、多様な視点を持つ研究者たちが集う貴重な機会です。興味のある方はぜひこの機会を逃さず、ご参加いただきたいと思います。