新人作家・菰野江名の最新小説が大賞候補にノミネート
2026年3月に刊行された小説『まどろみの星たち』が「紀伊國屋書籍販売小説大賞2026」の候補作に選ばれました。本作品は、夜間保育園を舞台に、社会で懸命に生きる親子とその支え手たちの物語を描いています。保育士や保護者が直面する試練や喜び、育児に関する様々な感情が、リアルかつ心に響く形で描かれています。
著者の菰野江名さんは、2022年に『つぎはぐ、さんかく』でポプラ社小説新人賞を受賞し、以来、温かみのある筆致が高く評価されています。特にその繊細な心理描写には、多くの読者が心を打たれています。彼女は、今まさに注目される新人作家の一人として、その期待は高まるばかりです。
紀伊國屋書籍販売小説大賞について
紀伊國屋書籍販売小説大賞は、紀伊國屋書店が主催し、ノミネート作品を元に売上を競うというユニークな形で行われます。6月の1ヵ月間には、ノミネートされた10作品によるフェアが全国の店舗で実施され、最も売上が高かった作品が栄誉ある受賞を果たします。
読者の感動の声
読者からは、菰野さんの作品に対する感動の声が次々と寄せられています。例えば52歳の保育士は、「愛と救いに溢れた視点で描かれた物語で、読み終えた後も心がじんわりと温かかった」と感想を述べています。また60歳の看護師は、「育児と仕事を両立させる難しさを実感し、保育士さんへの感謝の気持ちが溢れた」と言います。これらの声からも、本作が多くの心に響くことが分かります。
物語のあらすじ
『まどろみの星たち』の物語は、夜に眠れず体調を崩した保育士・文乃が、夜間勤務の保育園「つづきの保育園」で新たな生活を始めるところから始まります。昼夜逆転の生活を送りながら、彼女は現代社会の厳しい中で懸命に育児に奮闘する親たちと、その愛を受け取る子どもたちに寄り添います。文乃は彼らの力になりたいという願いを持ち、全力で向き合っていくのです。
また、本作の第2章には医療従事者の家庭に関するエピソードも描かれ、主人公の文乃が直面する葛藤と気づきが描写されています。このあらすじ漫画は、読者に物語の深みを感じさせる要素となっています。
著者プロフィール
菰野江名さんは1993年三重県生まれで、現在は東京在住です。小説『つぎはぐ、さんかく』で受賞後、その柔らかく、かつ感情に訴える作品が多くの注目を浴びています。また、著者自身も「親の現実を抱える中で、保育園が果たす役割を知ってほしい」とメッセージを発信しています。読者にとって、温かくも厳しい現実を思い出させてくれる一冊になっています。
書籍情報
- - タイトル: まどろみの星たち
- - 著者: 菰野江名
- - 定価: 1,980円(税込)
- - 発売: 2026年3月
- - 書誌ページ: ここをクリック
- - Amazon: こちらから購入可能
この作品を通じて、保育士たちの情熱と愛、そして彼らを支える家族の姿を通して、我々もまた、育児という営みの中で大切なことを感じ取れることでしょう。