学びと遊びを両立する学習キットの寄贈
新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えている中、広島県に拠点を置く株式会社アスタスが、地域の幼稚園に向けて特別な学習キットを寄贈しました。その名称は「うえきばちをつくってまなぶ かいわれ大根かんさつセット」。これは、子どもたちが自宅で遊びながら学ぶことを促進するために開発されたワークショップキットです。
寄贈内容とその意図
寄贈されたのは52セット。このキットは親和幼稚園の2クラス分の子どもたちとその保護者に提供されます。新型コロナウイルスの影響で外出できない状況が続いており、家庭にいる時間が増える中で、「何とか子どもたちの力になりたい」という思いからこのプロジェクトは生まれました。
キットの内容はユニークで、まずタイルを使った植木鉢作りから始まります。あらかじめ準備されたタイルを植木鉢に貼り付け、自分だけのオリジナル植木鉢を作成します。次に、かいわれ大根の種を植え、育てていく過程が楽しめるのです。そして、育つ様子を観察することで、成長の過程を学び、自然に対する理解を深めることができます。
長期間楽しむ工夫
このキットは、単にものを「作る」だけではなく、「育てる」ことや「観察する」ことを組み合わせています。これにより、作成したその日だけでなく、新学期が始まるまでの約2週間、園児たちは不断に楽しむことができるようになっています。また、育てる過程で学べる習慣化は、子どもたちに規則正しい生活を促す効果も期待できるのです。
プロジェクトの背景
株式会社アスタスは、2020年2月からこの取り組みを始めました。新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの家庭が困難な状況に直面していることを受けて、地域の幼稚園である親和幼稚園にコンタクトを取り、協力体制を築くことに努めました。この中で誕生したのが、今回の「うえきばちをつくってまなぶ かいわれ大根かんさつセット」です。
アスタスの強みである建設業のノウハウを活かし、身近な素材としてのタイルを利用した学習キットの開発が実現しました。急ピッチでの制作ではありましたが、みなさまの反応によっては商品化を検討する可能性も大いにあり得るとのことです。
株式会社アスタスの理念
株式会社アスタスは「暮らしを豊かにするモノ・コトを”+(タス)”」をコンセプトに、建設業とウェブデザイン業を中心に事業を展開しています。社員の多くが20〜30代という若い組織で、新しいビジネスモデルに挑戦しています。今後も地域とともに成長を続ける企業でありたいと考えています。
企業情報
- - 社名: 株式会社アスタス
- - 代表取締役: 山下達也
- - 所在地: 広島県広島市南区翠一丁目2-8-103
- - 事業内容: 建設業(施工管理、仕上、建材・住設販売)、ウェブデザイン業(HP・ECショップ制作、運営、解析)
- - ウェブサイト: https://www.astas.co.jp/