松戸市の高校生たちがSDGsに挑む!地域課題解決に向けた探究学習の発表会
松戸市で活躍する千葉県立小金高等学校の生徒たちが、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした探究学習の発表会を行いました。この取り組みは、自らの地域課題を見つめ直し、主体的に解決策を考え実行する姿勢を育むことを目指しています。
SDGs推進の背景と松戸市の取り組み
松戸市は、「人と環境にやさしいまちづくり」を掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。2019年には『SDGs未来都市』にも選定され、さらに地域の緑を活かした活動が全国的な注目を浴びるようになりました。特に、若者たちが地域課題を発見し、アクションを起こす姿は、未来への希望を感じさせます。
小金高校の探究学習の歴史
小金高校では、2019年からSDGsをテーマにした探究学習を行っており、年々その内容は広がっています。今年度からは生徒たちが自ら研究テーマを選び、積極的に社会課題に取り組む「探究局」が誕生しました。この活動では、地産地消や地元の特産品を活かしたビジネスモデルも多数発表されるなど、実践的な学びを提供しています。
探究学習発表会の様子
9月7日、文化祭「鎬祭文化の部」が開催され、生徒たちは7つのチームに分かれて自らの活動を発表しました。「チームオーシャンズ」では海洋プラスチックをテーマにし、マイクロプラスチックの回収からアクセサリー制作までに挑戦しており、その啓発活動としてワークショップを組み合わせるなどの努力をしています。
一方で「チームスマイルfor study」は、経済的な理由で参考書を手に入れにくい中学生のために、参考書の無料貸出を行い、教育格差の解消に寄与。さらに「チームLemon-lemon」は、小児がん患者を支援するために地元のレモンを活用した寄附活動を展開しています。
生徒たちが直面する課題と未来への展望
各チームが活動をする中で、一定の課題も浮き彫りとなってきました。例えば、チームオーシャンズは、さらなる普及活動の必要性や製品の認知度向上に取り組んでいますし、チームスマイルfor studyは、さらなる参考書の回収や貸出施設の拡大を図っています。それぞれが、自らの活動を通じて学び、成長し続けています。
松戸市のさらなる可能性
松戸市は、生徒たちが主体的に社会の課題に取り組む環境を整えています。市のSDGsへの取り組みが背景にあり、外部との連携をしやすくする構造が確立されています。探究的な学びを進める中で、松戸市の高校生たちは地域との信頼関係を築き、持続可能な未来を作る重要な存在になりつつあるのです。
今回の発表会は、未来に向けた力強い一歩であり、高校生たちの活動が地域や社会にどのような変化をもたらすのか、今後の展望がとても楽しみです私たちも、彼らの熱意に応え、新たな支援の形を見つけていけると良いでしょう。