読書離れ解消プロジェクト
2026-07-01 14:19:27

白河市立図書館と小学館が子ども向け読書促進プロジェクトを始動

白河市立図書館と小学館が取り組む読書促進の新たな試み



福島県白河市で、白河市立図書館と株式会社小学館の『コロコロコミック研究所』が手を組み、子どもたちの「読書離れ」に立ち向かう新プロジェクトを展開します。2026年7月中旬から小学館の人気マンガ5作品を収録した『コミックパスポート』という冊子を市内の全小中学校に約4000部無償配布することで、子どもたちの読書体験と創造性を育むことを目的としています。

プロジェクト概要


『コミックパスポート』は、全128ページの冊子で、マンガの試し読みと市内の4つの図書館を巡るスタンプラリーが楽しめる内容となっています。この冊子には、人気作品のリストもあり、達成者には『日本の歴史』『世界の歴史』などの書籍がプレゼントされる予定です。

この取り組みは、スマートフォンの普及により多様化する娯楽の中で、子どもたちの読書意欲が低下していることを受けて始まりました。特に近年、活字だけでなくマンガ離れも指摘されていますが、白河市立図書館はマンガ蔵書に特化し、全国でもユニークな特徴を持っています。開館以来、この図書館は約3万冊のマンガを収蔵し、地域の子どもたちに愛されています。

課題と解決


しかし、実際にはこの「マンガの宝庫」でも、子どもの来館者数は伸び悩んでいるのが現状です。2021年の調査によると、市内の小中学生の内、1年間に図書館で本を借りたのは全体の23.4%にとどまり、学校図書館利用が増加している中で公立図書館の利用が減少するという課題が浮かび上がっています。

これに対し、白河市立図書館の方針は、マンガを通じて子どもたちの来館促進を図ること。小学館の協力を得て、『コミックパスポート』を配布し、子どもたちが「本と出会いたい」と思える機会を届けることが狙いです。

魅力的な冊子の内容


『コミックパスポート』のデザインは本物のパスポートを模しており、落ち着いたトーンの色合いを採用。この冊子の最初のページには「君たちはこれから本の旅に旅立つ」というメッセージと、子どもが自分の名前を書き込むためのプロフィール欄があります。こうした工夫により、子どもたちは自分専用の一冊と感じることができます。

収録されるマンガは『なんと!でんぢゃらすじーさん』『ケシカスくん』『ミルモでポン!にゅ~』などの人気タイトルで、幅広い年齢層の子どもたちに楽しんでもらえる内容となっています。各作品には感想を書く欄や、学年別のおすすめ書籍リストも添えられており、読書へ興味を持たせる工夫が盛り込まれています。

さらに、スタンプラリー形式で市内の4つの図書館を巡ることで、子どもたちに図書館の利用を促進し、やりがいと達成感が得られるようになっています。

地域の支援と期待の声


プロジェクトに対する期待が高まる中、白河市立図書館の館長は、子どもたちが読書を通じて新しい世界を発見し、自己成長を遂げることを願っています。また、白河市長も、このプロジェクトが地域の読書習慣を育むことに大いに寄与することを期待しており、司書の配置や読書活動の推進に力を入れていることを述べています。

このように、さまざまな関係者が協力し合う中で、子どもたちが学びの場である図書館に足を運び、未来を切り拓く力を育てるためのきっかけを提供しようとしています。読書を通じて感受性を豊かにする、この新たな試みが一歩前進し、成功へ向かうことを心から祈っています。


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会社情報

会社名
株式会社小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1一ツ橋センタービル2F
電話番号

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