リーディングユニット「ぽわわわわん」が、設立から10年を迎えるこの度、特別な記念公演を開催します。これまでの道のりや、今回の公演の魅力についてお伝えします。
「ぽわわわわん」は、声優によるリーディング形式で短編作品を公演し、それに合わせたオリジナル曲の生演奏を行うユニットです。このユニットの発起人は楠見藍子さん。彼女は11年前に、歌や演技を共に楽しむ仲間が欲しいという思いから、事務所の友人である坂巻学さんを誘いました。初公演は、海の洞窟のような一風変わった小さな劇場で行われ、今では多くのファンに支えられるまでに成長しました。感謝の気持ちで一杯の楠見さんは、この10年間の様々な経験を振り返ります。
今回の公演は「ぽわわわわん ごこめ」と題し、特別に選ばれた短編作品が上演されます。公演は2024年11月3日から5日までの期間中、調布市のせんがわ劇場で行われる予定です。全8公演と番外公演を含め、たくさんのステージが用意されています。特に記念すべき10年目の公演では、主宰である楠見さんがずっと挑戦したかった新たなジャンルにも取り組むため、出演者たちはより一層の苦戦を強いられているとのことです。
リーディングと生演奏の融合は、朗読劇とは一線を画するもので、これによって毎回の稽古が非常にハードになるのが特徴です。ひとつの台詞に合わせてその瞬間の音楽を調整するなど、繊細な作業が必要です。「無事に完成するのか」といった不安はありますが、出演者の皆さんはその期待に応えるべく頑張っています。
公演では、観客の皆さんに様々な感情の体験を提供することを目指しています。笑いや涙、ドキドキするシーンや美しい歌声など、幅広いジャンルの短編作品を楽しんでもらえるよう工夫を凝らしています。
公演に参加する出演者は、小島幸子、平田裕香、かぬか光明、井ノ上奈々、井上優など、多彩なメンバーが揃っています。また、音楽陣には中島慧さんが名を連ね、舞台上での生演奏によって作品にさらなる深みを加えています。
ぜひ、10周年を迎えた「ぽわわわわん」の記念公演に足を運んで、その魅力を直接感じてみてください!