親子で学ぶ姿勢改善の重要性
「背筋をピンとしなさい!」これまで親が子供に対して行ってきたこのセリフは、果たして本当に正しい指導だったのでしょうか。実は、日常的に小さなことから教えられる姿勢の改善やその重要性は、親自身が理解していない場合が多いことが調査で明らかになっています。そんな中、理学療法士の技術を用いて健康をサポートする企業、株式会社理学ボディは、2025年12月7日に親子で参加できる「姿勢改善イベント」を開催しました。
新たな合言葉の提案
このイベントでは、参加者に「身体は団子、背骨は串」という具体的な合言葉を提唱しました。このフレーズによって、親も子供も日常的に姿勢を意識しやすく、身体の概念をより理解しやすくする狙いがあります。背骨を串に、胴体を団子に見立てることで、「串が真っ直ぐ通っている状態(=良い姿勢)」を直感的に理解できるのです。
さらにイベント参加者には、これらの合言葉を記載したポスターや姿勢を簡易チェックできる「姿勢チェック定規」が配られました。この取り組みにより、自宅に戻ってからも親と子供が日常会話の中で姿勢について気軽に確認し合える環境が整いました。
参加者と親の視点
イベントには企業の製品開発者たちも招待され、単なる視察にとどまらず、実際に自分の子供と共に参加することが求められました。これにより、親としての視点とビジネスの視点、双方からイベントを体感していただくことが目的でした。子供たちの純粋な反応が観察できることで、プログラムの効果を真摯に評価し、新たな商品開発のヒントにつなげる機会となりました。
アンケート結果から見える変化
実施後のアンケート結果では、参加者全員が「今後の声かけの参考になった」と回答。これは、背筋をただ「ピンとする」だけでなく、姿勢の重要性を理解し、どのように日常的に体を整えるかについて新しい知識を得られたことを示しています。姿勢についての抽象的な指示から、具体的な行動として落とし込まれるポジティブなコミュニケーションが見られるようになりました。
実践にも役立つ情報
また、イベント中に参加者から寄せられた質問の中には、机に挟むぬいぐるみなどの「姿勢サポートグッズ」に関するものもありました。この質問に対しては、「効果がある」との回答がありました。困難に楽しみながら姿勢を維持できるツールとして非常に有効ですが、それを最大限活用するには、まず親が正しい姿勢を理解し、家庭内で実践することが前提とされています。
親が引き継ぐ姿勢ケア
私たちの夢は、姿勢への声掛けが家庭内で当たり前になる未来を描くことです。歯磨きのように姿勢を整えることが日常生活の一部として流れるように、親から子へと自然に受け継がれていくことを目指しています。これこそが、我々が今後目指すべき姿勢改善教育の一環です。
まとめ
今回のイベントは、親子ともに新しい視点を得るきっかけとなり、姿勢改善に対する理解が深まりました。様々な子供たちのポテンシャルを引き出すため、理学ボディは今後もこのような発展的な活動を続けてまいります。不安を感じていた方が新たな選択肢を得る中で、家庭内の健康教育が一層進化していくことを願っています。
参考リンク