桐蔭横浜大学に新しい学部が登場
2023年4月、神奈川県横浜市にある桐蔭横浜大学に新たに設立された「現代教養学環」。これは、大学がこれまでに持っていない斬新な形態の総合教養系学士課程であり、文部科学省への届け出も完了。学生の募集も開始されました。特に注目すべきは、初年度の第1期生として70名を選抜し、さまざまな入試形式を駆使して進学を支援する点です。
教育カリキュラムの特徴
現代教養学環では、法学部や他の専門学部を横断する形で、文理融合のカリキュラムが導入されています。このカリキュラムは、人文科学、社会科学、工学という異なる領域からの視点を融合させ、現代社会の諸課題に対して解決策を見出すことを目指しています。実際に、土日や平日の夕方に行われる授業において、さまざまな視点でディスカッションを行い、共同制作のプロジェクトを通じて学び合うことが重視されています。
特に「サスティナブル工学コース」では、ノーベル賞候補として名高い宮坂力特任教授が授業を担当。この専攻は持続可能な未来を視野に入れた教育を受けることができるため、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
入試情報
2023年の入試では、選抜方法が複数あり、多彩な選択肢を提供します。総合型選抜は9月、10月、12月に、推薦型選抜は11月に実施されることが決まっています。入学者選抜の特徴として、5つの専門コースが設けられていますが、入試時にコースを選ぶのではなく、入学後に広範な知識を吸収したうえで、自分の進みたいコースを選ぶことができるのです。
このような自由な選択は、学生が自身の興味やキャリアビジョンに基づいて進む道を柔軟に決めるための貴重な機会を提供します。地域社会学、マーケティング学、国際コミュニケーション学、心理学、サスティナブル工学といった各専門分野を学ぶことで、幅広い知識と技能を身につけ、多様な働き方に対応できる力を養うことが期待されています。
学長のメッセージ
桐蔭横浜大学の森朋子学長は、この新しいプログラムについて「VUCAの時代を生き抜く新しい課程です。桐蔭学園の新しい大学教育で、第1期生になろうという意欲を持った受験生に期待しています」と熱く語っています。この言葉には、急速に変化する社会の中で必要となる能力を育成しようという大学の強い意志が込められています。
まとめ
桐蔭横浜大学の「現代教養学環」は、多角的な視点から問題を解決する能力を育てるための新しいアプローチを提供しています。進学先を考えている学生にとって、Incoming classの第1期生としての経験は貴重なものになるでしょう。この新しい教育プログラムへの参加を検討してみてはいかがでしょうか?
桐蔭横浜大学現代教養学環の詳細については、
公式サイトや
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