退職後の生活意識調査: 米国株アクティブ残高で世界1位のティー・ロウ・プライス
退職後の生活意識調査: ティー・ロウ・プライスのグローバル調査結果
米国メリーランド州ボルティモアを拠点とする資産運用のリーダー、ティー・ロウ・プライスは、2025年に向けた初の退職後生活に関連するグローバル意識調査を実施しました。この調査結果によれば、全世界で35%にあたる退職貯蓄者が定年後に少なくともパートタイムでの就業を希望していることが明らかとなりました。特に米国では、この数字が37%に達し、定年後の再雇用への高い期待感が見て取れます。
調査は、日本、米国、オーストラリア、カナダ、英国の5ヵ国で7,000人以上の退職貯蓄者を対象に行われました。驚くべきことに、回答者の半数近くが「2026年半ばまでに景気後退が起きる」と見込んでおり、その懸念要因としては、インフレや地政学的リスク、金利の上昇が挙げられています。また、約17%の人が「退職後に資金が不足する可能性がある」と感じており、定年後に強い金融ショックが起こった場合でも耐えられるとの自信を持つ人は27%にとどまっていることも分かりました。
男女による退職に関する自信の差
この調査結果では、退職後に「現役時と同等以上の生活水準を維持できる」と考える人の割合は、全体で31%という低い水準にありました。特に日本とオーストラリアではこの悲観的な見方が強く、英国では比較的楽観的な見方が多く見られました。男女間にも顕著な差があり、特に単身女性の退職に対する自信は非常に低く、オーストラリアでは男性の31%が高い自信を示す一方で、女性は15%のみにとどまっています。
意識の変化が求められる
ティー・ロウ・プライスのグローバル・リタイアメント・ストラテジスト、ジェシカ・スクラファニ氏は、調査の意義について「リサーチは我々の重要な活動の中心であり、退職貯蓄者のニーズの変化を把握することが重要」と述べています。ライフスタイルや経済環境の変化に伴い、退職は固定されたものではなくなりつつあり、継続的な見直しが求められています。この意識の変化を明らかにすることで、経済的安定を支えるための戦略やソリューションが生まれるのです。
経済見通しに関する地域差
調査結果において、経済見通しは地域ごとに大きく異なることが示されました。日本やカナダでは、景気後退を想定する人がそれぞれ62%、56%に達しており、悲観的な見方が強まっています。一方で、米国やオーストラリア、英国では、近い将来の景気後退を予測する人は半数未満と比較的楽観的な傾向にあることから、各国の経済状況の違いが浮き彫りになりました。
相談先の多様化
退職貯蓄者が頼りにする相談先については、主に職場からのリソースや人的アドバイザーが挙げられます。特に米国では、企業年金制度や福利厚生、金融教育が相談先として重要視されており、対面による人的アドバイザーの存在は依然として不可欠です。日本では自己判断・自己運用志向が強く、デジタルツールが普及する中でも、人的なサポートの重要性が見られます。
まとめ
ティー・ロウ・プライスは、資産形成や運用サービスを通じて、顧客一人ひとりに対し、より良い退職後の生活の実現をサポートしていきます。調査結果に基づく多様なニーズへの対応が求められる現代社会において、経済的安定を図るための豊かな金融情報やアドバイスが不可欠です。2037年に設立されたティー・ロウ・プライスは、80年以上にわたり投資運用において高い評価を受けており、今後もグローバルな資産運用会社として成長を続けていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー10階
- 電話番号
-