調査概要
株式会社ジェイックが実施した、新入社員を対象とした『就職活動をやり直したいと考えたこと』に関する調査結果をお届けします。2026年度の新入社員(受講者数228名、調査期間2026年7月2日から7月10日)を対象にした本アンケートでは、就職後の不安や希望の傾向が浮き彫りになりました。
就職活動をやり直したい割合
調査によると、約31.6%(「1、2回はある」「3回以上ある」の合計)が「就職活動をやり直したいと考えた経験がある」と回答しました。一方、「1回もない」と答えたのは68.4%と高い割合を示しています。また、過去3年間でこの割合は減少しており、2024年39.0%、2025年33.6%、2026年31.6%という結果です。
就職活動をやり直したい理由
『就職活動をやり直したいと感じた時』について、自由記述で寄せられた意見は多岐にわたります。
仕事内容・適性への迷い
- - 想像していた業務と違っていた。
- - 自分に向いていないのではないかという不安があった。
- - 業務内容が辛くなったと感じた。
職場の人間関係・社風
- - 会社の雰囲気と自分の性格にギャップを感じた。
- - 職場の空気感が悪かった。
- - 同期が自分より優秀に感じた。
給与・待遇、働き方への不満
- - 給与が低いと感じた。
- - 福利厚生が期待と違った。
成長・キャリアへの迷い
- - もっと成長したいと感じた時。
- - 自分のキャリアパスに対する思いが高まった時。
就職活動を再度行う場合の重視点
再度就職活動する場合、何を重視するかという質問に対し、「仕事内容」が43.1%で1位でした。続いて「給与」が38.9%、勤務地が26.4%となっています。また、働き方の柔軟性(リモートワークや副業の可否)が25.0%であり、前年から大きく上昇しています。これにより、就職先を選ぶ際に仕事内容だけでなく、働く環境やワークスタイルに対する意識の変化が見受けられます。
入社前に習得すべきスキル
全体の62.0%が『対人コミュニケーション力』を最も重要視しており、次に『学生時代の遊び・体験』や『ビジネスマナー』が続きます。これらは入社後の関係構築や業務適応において重要な要素であり、企業側でもこの点に注力する必要があるといえるでしょう。
今後の企業への提言
今回の調査を受け、株式会社ジェイックの取締役である近藤浩充氏は、「就職説明や採用活動における企業からの情報発信が重要で、職場実情を具体的に伝えることが求められている」と述べました。企業は新入社員からの信頼を得るために、業務内容や社風、職場環境を誠実に伝えていくことが大切です。
まとめ
今回の調査から、若手社員が自身のキャリアや職場環境について敏感であることが確認されました。入社直後の不安感や疑問に対処するためには、企業がしっかりとサポートし、コミュニケーションを大切にすることが求められています。今後もこういったデータをもとに、より良い働き方を考えていくことが重要です。