日立のエンジニア、Microsoftでの栄誉
株式会社日立製作所から、3人のエンジニアが日本マイクロソフトの表彰プログラム「Microsoft Top Partner Engineer Award」で選出されたことが発表されました。このアワードは、日本マイクロソフトのパートナー企業の間で特に優れた業績を残したエンジニアを称えるもので、カテゴリーは大きく分けて5つあり、その中で日立から選ばれたのは3名という快挙です。
選出されたエンジニアの名前は上原壮太氏、佐藤祥吾氏、宇都宮大典氏で、それぞれが担当するカテゴリーのもとでの貢献が評価されました。
各部門での具体的な取り組み
Azure Apps&Infra部門:上原 壮太氏
上原氏は、グローバルIoTサービス「Hitachi Global Data Integration」において、Microsoft Azureを用いたサービスの開発に取り組んでいます。彼の専門的な知識と豊富な経験を活かし、社内外のプロジェクトでアプリケーション開発とインフラ構築を進めており、その成果は組織全体のスキルの向上にも寄与しています。
Azure Data&AI部門:佐藤 祥吾氏
佐藤氏は、日立グループ内での生成AIの活用を推進するため、「生成AI共通基盤」の開発と運用を担当しており、Azure OpenAIを中心に進めています。彼は、顧客向けのマネジメントサービスを開発し、Azure環境の技術支援体制を整備しました。そして、新たなAI向けサービス開発にも取り組んでいます。
Modern Work・Copilot部門:宇都宮 大典氏
宇都宮氏は、約5万人が利用する行政機関のITインフラ環境のMicrosoft 365への移行を主導しました。彼は、スムーズな切り替えを実現するため、周到なプランニングと丁寧な周知に尽力しており、またユーザーの資格取得支援にも力を入れ、Microsoft Copilotの浸透を図っています。
3年連続受賞の背景
この表彰は、2023年から始まったもので、日立は毎年のように優秀なエンジニアを輩出しています。特にクラウドやAIの分野における技能向上に力を入れており、DXを支えるデジタルプロフェッショナルの育成プログラムやトレーニングも積極的に行っています。具体的には、企業の競争力強化に向けて実践的なスキルを備えた人材を育成することに注力しており、合計で5万人以上の「GenAI Professional」を育成する実績があります。
今後の展望
日立は、クラウドエンジニアの育成やAIの実践的な活用を進めることで、デジタル技術によるビジネスの変革を支えていくとしています。今後も、日本マイクロソフトとの連携を通じて、継続的に顧客とのデジタルトランスフォーメーションを支援し、さらなる革新を目指しています。
各受賞者からのコメントや、今後の活動について特別な展望が発表されることを期待したいところです。日立の各エンジニアの活躍が、今後ますます盛り上がっていくことを願っています。