フジクラ、初のグリーンボンド発行を決定し持続可能な社会を目指す

フジクラ、初のグリーンボンド発行を決定

フジクラグループは1885年に設立以来、新しい挑戦を続けてきた企業であります。近年、気候変動や資源枯渇といった地球規模の課題が大きくなっている中で、企業の責任として持続可能な社会の実現に向けて、「サステナビリティ経営」を進めています。

グリーンボンド発行の背景

フジクラはこれまでも環境に優しい事業活動を行ってきましたが、さらに一歩進めるために、グリーンボンドを発行する運びとなりました。この取り組みは、企業の成長だけでなく、環境への負担を減少させ、持続可能性を高めることを目的としています。

特に、フジクラは2016年に「環境長期ビジョン2050」を策定し、工場からのCO2排出をゼロにすることを目指した計画に取り組んでいます。具体的には、エネルギー効率を改善し、再生可能エネルギーの導入を進め、環境価値のある商品の購入を行うなどの施策を展開中です。

グリーンボンドの概要

今回発行されるグリーンボンドは、以下の条件で行われる予定です。

- 社債名称: 株式会社フジクラ第18回無担保社債（グリーンボンド）
- 発行額: 100億円（予定）
- 発行年限: 5年（予定）
- 発行時期: 2025年3月以降（予定）
- 資金使途:

- 佐倉事業所の新工場の設備投資と再生可能エネルギーの電力購入
- 深川ギャザリアの省エネ対策

フジクラの新工場は、環境に配慮した設計がなされ、カーボンニュートラルを目指すもので、特にSpider Web Ribbon®という技術を活用した光ファイバ心線の生産を行います。この心線は、ケーブルの高密度実装を可能にし、さらなる省スペース化を促進します。

今後の展望

フジクラは、環境負荷の最小化に向けた努力を続けると共に、市場のニーズに応える製品の提供を目指していきます。グリーンボンド発行を通じて、持続可能性を追求する姿勢が確立されつつあり、今後ますます期待がかかります。

当社は今後も環境に優しい事業活動を推進し、社会貢献に努めてまいります。持続可能な社会を実現するために必要な施策を実施し、さらなる成長に向けた道筋を描いていく所存です。

もっと詳しい情報は、フジクラの公式サイトにて確認できます。フジクラグリーンボンド・フレームワーク。