暑中見舞いは贈るべき?現代社会における暑中見舞いの実態と受け取った人の本音
近年、手紙を書く機会が減り、コミュニケーション手段が多様化する中で、暑中見舞いの習慣も変化を見せています。一体、現代社会において暑中見舞いはどのように捉えられているのでしょうか?
フタバ株式会社が実施したアンケート調査によると、200名の回答者のうち、今年暑中見舞いを贈る予定がある人はわずか15%という結果でした。これは、年賀状などの他の季節の挨拶状に比べて、暑中見舞いは定着した習慣とは言えないことを示しています。
では、暑中見舞いを贈った・受け取った経験がある人はどのくらいいるのでしょうか?アンケートでは、65%以上の人が暑中見舞いを贈った経験があり、70%以上の人が受け取った経験があると回答しました。このことから、暑中見舞いの文化は一定程度根付いていますが、毎年継続して贈る習慣はあまりないと考えられます。
暑中見舞い、贈る?贈らない?
アンケートでは、暑中見舞いを贈る予定がある人とない人の理由を詳しく調査しました。
贈る予定がある人の理由
毎年暑中見舞いを贈り、近況報告をし合うことが恒例行事になっている。
親しい間柄であり、きちんと挨拶をしたい。
メールや電話よりも、手書きの暑中見舞いで気持ちが伝わる。
贈る予定がない人の理由
暑中見舞いを贈る文化に馴染みが薄い。
暑中見舞いを贈る相手がいない、または疎遠になってしまった。
LINEやメールなどで済ませるようになった。
特に「贈る予定がない」と回答した人の中には、LINEやメールなどの別の方法で連絡を取り合っている人がいるという結果も出ています。
暑中見舞いの文化に対する意識
アンケートでは、暑中見舞いの意味や文化に対する意識も調査しました。
65%の人が暑中見舞いの意味を知っていた一方、3割以上の人が知らなかったという結果も出ています。暑中見舞いは、江戸時代から続く伝統的な習慣であり、相手への健康を気遣い、近況報告をするためのものです。
暑中見舞いの文化に対しては、
伝統的な文化として大切にし、できる範囲で継承したいと考えている人
時代にそぐわないと感じ、SNSなど新たな方法に切り替えたいと考えている人
という意見がありました。
暑中見舞いを受け取ったときの気持ち
「暑中見舞いをもらったらどう思いますか?」という設問では、7割以上の人が「嬉しい」または「どちらかといえば嬉しい」と回答しました。
「嬉しい」と感じた理由
誰かに何かしてもらったら嬉しい。
覚えていてくれて、わざわざ時間をかけてくれたのが嬉しい。
手紙をもらう機会が減った今、直筆の手紙は特別感がある。
一方、3割近くの人が「嬉しくない」または「どちらかといえば嬉しくない」と回答しました。
「嬉しくない」と感じた理由
返事をしなければならない義務感が生まれる。
ハガキを購入したり、手紙を書いたりする手間がかかる。
保管場所に困る。
「嬉しくない」と回答した人の多くは、暑中見舞いを贈ってくれたことに対しては「嬉しい」と思っているものの、返事の義務感や保管場所の確保などの実務的な問題を抱えていることがわかりました。
暑中見舞い、贈るべき?
暑中見舞いは、相手への気遣いと近況報告を兼ねたコミュニケーションツールとして、多くの場合、喜ばれるものです。しかし、近年では、贈る側も受け取る側も、暑中見舞いを贈ることに対して、以前ほど重きを置いていないという実態が明らかになりました。
大切なのは、相手に「元気で過ごしてほしい」という気持ちです。暑中見舞いを贈るかどうかは、相手との関係性や自分の状況に合わせて判断しましょう。
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