TWSC2025デザイン賞:ウイスキーの美しさを讃える
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2025の特別企画として注目されている
デザイン賞が、ウイスキーフェスティバルの来場者限定で実施されました。この賞は、優れたラベルやボトルデザインに対して贈られるものであり、2022年と2023年には特別賞として設けられていました。今回、TWSC運営事務局が選出したアイテムに対して、一般消費者が初めて投票することができる機会が設けられました。
投票の裏側
デザイン賞の投票は、ウイスキーフェスティバルに来場した方々に「1日審査員」として参加してもらい、
洋酒部門と
焼酎・泡盛部門のノミネートされた72本のボトルデザインの中から受賞アイテムを決定する形式です。来場者は、専用のフォームを通じてそれぞれの魅力的なデザインを選ぶことができ、評価ポイントとしてはボトルの形状やラベルの色使い、フォントの斬新さ等が考えられました。
このような新しい試みにより、一般消費者の意見が直接的に反映されることとなり、ウイスキー文化自身にもっと多くの人たちが興味を持つことを期待されます。
TWSC2025 デザイン賞の受賞アイテム
受賞アイテムには、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキー、アメリカンウイスキーなど多岐にわたるジャンルから選ばれたボトルが並びます。各出品者が自らのブランドの特徴を引き立てるデザインで競い合い、その結果として以下の優れた作品が受賞しました:
- - デュワーズダブルダブル 21年(バカルディジャパン)
- - 響 21年(サントリー)
- - 三郎丸ⅣTHE EMPEROR(若鶴酒造)
- - レイクス ザ ウイスキーメーカーズエディションノスタルジア(雄山)
- - 吉田電材蒸留所 1年熟成NIIGATA越品限定2025年エディション(吉田電材工業)
これらのボトルデザインは、消費者にとっても強い印象を残し、ビジュアル面での魅力がウイスキー選びに寄与することに貢献しています。
TWSCとは?
TWSCは、日本文化による繊細な味覚で世界中のウイスキーとスピリッツを審査する唯一の品評会です。ウイスキー評論家の
土屋守氏が実行委員長を務めており、日本及び世界中の高品質なウイスキーを広める役目も果たしています。また、ウイスキーやスピリッツ文化を育てるために飲み手の育成にも力を注いでおり、2019年から毎年開催されています。この品評会には、洋酒部門と焼酎・泡盛部門があり、年々エントリー数が増加しています。
ウイスキー文化研究所の存在意義
ウイスキー文化研究所は土屋守氏が運営する民間の団体で、ウイスキーと酒文化の深い理解を目指しています。国内外のウイスキー情報を収集し発信するほか、ウイスキー愛好家を育成するための教育プログラムやイベントの実施を行っています。こうした取り組みを通じて、ウイスキー文化の普及に貢献しているのです。
TWSC2025デザイン賞は、その意味においても、ウイスキーの魅力を新たな視点から発信する素晴らしい機会となりました。美しいデザインのボトルは、飲むだけでなく、その存在自体が楽しさをもたらしてくれます。今後も多くの人々がウイスキーに親しみ、その魅力を再発見していくことを期待しましょう。