子どもの命と未来を守る最前線:AiCANが掲げる新ビジョン
日本社会において、子どもたちの安全を脅かす問題は後を絶ちません。特に児童虐待の相談対応件数は年間20万件を超える深刻な状況にあり、児童相談所をはじめとする支援現場は、職員の不足や判断の難しさから常に逼迫しています。こうした状況に対し、テクノロジーの力で児童福祉の課題解決に挑むインパクトスタートアップ、株式会社AiCANが、組織の成長とさらなる飛躍に向け、新たなビジョン・ミッション・バリュー(VMV)を策定しました。
2025年5月現在、従業員数27名体制へと拡大したAiCANは、事業の進むべき方向をより明確にし、強固な組織文化を築くことで、子どもたちが安心して暮らせる社会の実現を目指しています。同社は、SDGs目標16.2「子どもに対する虐待、搾取、人身売買、あらゆる形の暴力や拷問をなくす」に掲げられるこの難題に対し、現場の知見と最新のテクノロジーを融合させた独自の支援を提供しています。
現場に寄り添うDX支援「AiCANサービス」で児童福祉の未来を拓く
AiCANの主力サービス「AiCANサービス」は、児童相談所や子育て支援課といった、子ども虐待対応の最前線に立つ自治体機関を包括的にサポートします。このサービスは、業務をデジタル化するSaaSアプリと、データ分析に基づく具体的な提案や研修を行う「伴走型活用支援」をセットで提供。導入自治体は2025年5月現在9ヶ所に上り、今後も全国展開を目指しています。
これにより、煩雑な業務負担の軽減はもちろんのこと、職員の専門性向上にも貢献し、限られたリソースの中でより質の高い支援が実現可能となります。AiCANは単にシステムを提供するだけでなく、自治体ごとの課題に深く踏み込み、共に解決へと導く伴走者として、子どもたちを取り巻く環境の改善に尽力しているのです。
新VMVに込められた熱い想いと代表の覚悟
今回のVMV策定には、子どもたちが安全に健やかに育つ権利を守り、万が一不適切な扱いを受けた際にも「気づいて助けてもらえる社会」を築くという強い願いが込められています。彼らが目指すのは、「子どもが生育過程で不適切な養育を受けることなく健やかに過ごせる社会」であり、「生まれた家庭以外でも安心できる居場所がある社会」、そして「すべての大人が子どもの安全のために取るべき行動を知っている社会」です。
新Vision: すべての子どもたちが安全な世界
どんな家庭に生まれても、ほっとできる場があり、自分らしくいられる社会の実現を追求します。
新Mission: 子どもを守る仕組みと価値観をアップデートする
支援現場の実践知に科学とテクノロジーを融合させ、社会全体で子どもを守る仕組みと、それを支える価値観を進化させます。
*
新Value:
1.
子どもを最優先にする: 常に子どもの安全・安心につながっているかを考えます。
2.
現場起点で考える: 現場への敬意を忘れず、その声に真摯に耳を傾けます。
3.
倫理と論理を大切にする: 誠実さとロジックを持ってコミュニケーションを図ります。
4.
最先端を学び続ける: 最新の情報・技術を取り入れ、常に最適な手段を選択します。
5.
ともにつくり続ける: 使える力を結集し、共に課題解決へ向かって進みます。
代表取締役の髙岡昂太氏は、児童相談所、医療、司法の現場で深く傷ついた子どもたちと向き合ってきた経験から、「現場の努力だけでは変えられない“構造の壁”がある」と痛感。この課題に対し、臨床知、科学的エビデンス、そしてテクノロジーの力を統合することで、「再現可能な解決策」を社会に届けたいと語ります。世界でまだ子どもの虐待を解決した国がない現状に対し、AiCANは「日本発・世界初」の「すべての子どもたちの安全を守る社会インフラ」を構築し、課題解決と事業成長の両輪でグローバル展開を目指す覚悟です。
AiCANは現在、この壮大なビジョンに共感し、共に未来を創造していく新たな仲間を募集しています。未来ある子どもたちのために、あなたの力を貸してみませんか。
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