未来の医療がここに!大阪・関西万博での展示内容
2025年、大阪・関西万博の開催に際し、アイリス株式会社が提供するAI医療機器が注目を集めています。本社が東京都中央区に位置するアイリスは、医療の未来を切り開く新しい技術を展示します。この展示は万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に則っており、来場者がAIと医療を融合させた新たなヘルスケアの概念を体感できる機会となっています。
展示の特長
展示は、2025年9月9日から9月15日まで実施され、大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」において行われます。来場者には、アイリスが開発したAI医療機器「nodoca®」が紹介され、さらに「喉の不思議」を体験できるアクティビティが用意されています。これによって、咽頭の状態から様々な健康情報が読み取れることを直接触れて学ぶことができます。
アイリスは、これまでに200万枚を超える咽頭画像を収集し、世界でも稀有なデータベースを構築。このデータを用いた研究により、のどの状態を通じて感染症や年齢、さらには高血圧など全身の健康状態に関連する多様な情報が明らかになっています。
医療サービスの新たな形
咽頭診察は一般的に行われる医療行為の一つですが、これまで十分なデータがなかったのが現実です。アイリスは、咽頭データをデジタル化し、AI技術を活用して他の身体所見と統合的に疾患を診断するシステムを構築。この試みは国際的に見ても多くの前例がなく、未来の新しい診療モデルとなる可能性を秘めています。さらに、医療におけるAIの導入は、日本が抱える医療従事者不足や感染症対策といった課題の解決にも寄与することでしょう。
nodocaの機能とその意義
nodocaは、咽頭の画像と問診情報をAIが解析し、インフルエンザの特徴的な所見を検出するAI医療機器です。100以上の国内医療機関との連携により開発されており、研究開発においては「日本救急医学会推薦AI研究」として認証を受けています。このプロジェクトは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援や国立研究開発法人産業技術総合研究所が開発した国産スーパーコンピュータ「ABCI」を用いて進められています。
アイリス会社概要
アイリス株式会社は、2017年に設立され、「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」を企業理念に掲げています。代表取締役は現役医師の沖山翔氏で、他にも医療従事者や行政出身者、データサイエンティストなど、高い専門性を持つメンバーが揃います。彼らは深層学習(AI技術)を駆使して、医師の技術をデジタル化する医療機器を開発しています。
未来の医療を信頼性高く
万博の場を通じてアイリスは、持続可能で信頼できる医療の未来について広く発信していきます。そして、より良い社会の実現に貢献するために、私たちが目指す医療の姿について参加者に理解していただくことを大いに期待しています。今後の展示に参加することをお勧めします。
【展示概要】
- - 期間: 2025年9月9日(火)~9月15日(月)
- - 場所: 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」
- - 内容: AI技術を駆使した咽頭診察の未来を体感し、最新の医療テクノロジーを学ぶ機会です。