パンチ工業の「わたし」からアクション宣言
兵庫県に位置するパンチ工業株式会社の兵庫工場では、全ての社員がいきいきと働ける環境作りに革新をもたらす「わたし」からアクション宣言を行いました。この取り組みは、全ての社員が個として認められ、自らの能力を存分に発揮できることを目指しています。社会での男女共同参画を促進する兵庫県の活動に賛同したこの宣言は、同工場の新たなビジョンとしての第一歩です。
目的と目標の共有
工場代表の鈴木一聖(工場長代理)は、「全員で目的と目標を共有し、自主性と主体性を持って互いに尊重し合う職場を目指す」と述べています。これは、全社員が自分の存在意義を感じ、企業も社員とともに成長していくための基盤を作る重要な一手と言えるでしょう。
この宣言を通じて、兵庫工場では上司との個別面談や部署を越えたクロス面談を実施し、意見や考えを尊重し合う環境を構築していく方針です。また、有給休暇の取得率向上を図り、それぞれのライフプランやキャリアプランの実現を支援していきます。
フレッシュミモザ企業の認定
兵庫工場は、2025年2月に「フレッシュミモザ企業」として初認定されました。この制度は、女性活躍を積極的に推進する企業を評価するもので、兵庫県の女性活躍促進に向けた取り組みの一環です。評価項目には、企業の取り組み姿勢からキャリア形成支援までの20項目があり、さらなる上位の認定を目指して積極的に活動しています。
女性躍進推進活動の展開
2022年4月からは、製造1課に所属する女性社員が中心となり、自発的にチームを発足。「女性の目線で会社を良くしていきたい」という思いを胸に、工場全体を巻き込んだ活動を展開しています。イベントとしては、従業員の子供向け工場見学や、日本の冬を乗り越えるための洋服提供などがありました。
現在は、DE&I活動として名を変え、工場の美化活動や花壇整備など多様な施策を続けています。
SDGsとの連携
この「わたし」からアクション宣言は、SDGsの達成に向けた企業の取り組みの一環でもあります。社会課題の解決を目指し、社員一人ひとりが持つ個性や価値観を尊重し、誰もが自分の能力を発揮できる職場を作っていくことが求められています。
パンチ工業の持続的な成長
パンチ工業では、2025年に創業50周年を迎えるにあたり、長期ビジョン「Vision60」を策定。このビジョンの中では、経営方針や人的資本経営に関する方向性も示されています。特に、男女共同参画の推進は、今後はさらに重要な課題として扱われるでしょう。
全ての社員が主体的に活躍できる未来を目指し、パンチ工業は挑戦を続けています。これからも、社会に貢献する一環として、多様な社員がより良い環境で働けるよう、進化していくことでしょう。