富山の砺波商店が手掛けた「むすびボール」が全国で評価
第62回全国推奨観光土産品審査会で、砺波商店の「むすびボール(中)」が観光庁長官賞を受賞しました。この栄誉ある結果は、富山県の企業として初めての快挙です。全国各地から集まった521品の中から受賞したことに、砺波商店の熱意と技術が光ります。
全国推奨観光土産品審査会とは?
この審査会は日本商工会議所と全国観光土産品連盟が主催し、観光土産品の育成と発掘を目的としています。毎年開催され、優れた商品には様々な賞が授与されるため、業界内外から注目されています。第62回の審査会では、合計321社から541品が出品され、その中から65品が入賞しました。
「むすびボール」の開発秘話
「むすびボール」は、入居者の意見を受けて開発されました。介護施設を訪れた際に、シンプルすぎる色合いの食器には興味を失うという声が寄せられたのです。そこで、割れにくく、まるで陶器のような華やかな色合いを持つ食器を作ることにしました。私たちは「陶器の深み」と「金属の光沢」を融合させ、見た目にも楽しめる器を目指しました。
商品の特長とサイズ
「むすびボール」は、サラダや総菜、フルーツを盛り付けるのに最適な大きさで、サイズは中(130×131×H47mm)と小(95×95×H30mm)があります。中サイズは370cc、小サイズは120ccの容量があり、それぞれ180g、85gと軽量です。また、価格は中サイズが3,500円(税別)、小サイズが2,500円(税別)となっています。
器の特性として、落としても割れず、長く使用できるよう再塗装が可能です。このデザインは、富山県高岡市の伝統工芸を基にしたもので、400年の歴史を持つ鋳物産業の技術が生かされています。安心安全な食器を目指し、耐熱塗料を使用して多層に塗装しているため、食品衛生法にも適合しています。
株式会社砺波商店のプロフィール
砺波商店は、アルミや鉄など多様な金属製の食器を手掛けているメーカーです。特に、観光業や外食業界向けに和のテイストを活かした食器ブランドを展開しています。2021年からは、一般消費者向けのブランド「うつわむすび」を立ち上げ、幅広いユーザーに向けた商品展開を行っています。
会社の代表である砺波俊吉氏は、伝統の技術を次世代に引き継ぐべく日々努力を続けています。会社の所在地は富山県高岡市問屋町75にあり、1960年に設立されて以来、地域密着型のものづくりを行ってきました。
お買い求めは公式サイトから
「むすびボール」は、砺波商店の公式オンラインショップから購入可能です。ぜひこの機会に「むすびボール」の素晴らしい技術とデザインを手にしてみてはいかがでしょうか。
公式オンラインショップはこちら
富山の職人技が光る「むすびボール」は、単なる食器ではなく、食卓に彩りを添えてくれる存在です。当商品を通じて、皆さまの食の時間がより豊かなものになりますように。