2023年、東北地域のスタートアップ企業を支援する「J-Startup TOHOKU」にて、秋田県男鹿市に位置する稲とアガベ株式会社が見事に3次選定企業として選ばれました。この取り組みは、東北のスタートアップ企業を応援するために設立されたもので、企業の成長を促進するための多様な支援が行われています。
「稲とアガベ」は2021年に設立されたクラフトサケ醸造所です。代表の岡住修兵氏は、この事業を通じて地域活性化を目指しており、地域の特産品を生かした新たなお酒の魅力を引き出すことに全力を注いでいます。醸造所の基本的な理念として、地域に人々を呼び寄せ、男鹿の名産である酒を通じて新しい体験を提供することを掲げています。
「稲とアガベ」は、ただクラフトサケを製造するだけでなく、地域を盛り上げるメディアの役割も担っています。お酒を通じて男鹿市を訪れた方々に、地元の文化や料理を楽しんでもらえるようレストランや食品加工所、ラーメン店を展開しています。これにより、訪れる人々が男鹿に親しみを感じ、地域経済を活性化することを目指しているのです。さらに、今後1年以内には、ホテルや蒸留所、スナックの開業も計画しています。
「J-Startup TOHOKU」が提供する支援は多岐にわたり、企業には補助金や入札機会の拡大、支援機関とのネットワーク構築などが行われます。このような支援を受けながら、稲とアガベはさらなる成長を期待されています。3次選定では、成長の期待度や理念、市場優位性、社会的意義などが評価の基準となりました。
岡住氏は「地域のために自分ができることは何かを常に考えています。雇用創出や地域の振興に努め、早急に行動していく覚悟です」と意気込みを語っています。また、彼は「稲とアガベを日本一の酒造メーカーに成長させることが目標で、ゼロから始めた自分でも世界に通用するビジネスを立ち上げられることを示したい」との強い思いを持っています。
秋田の「稲とアガベ」は、ただの酒造所ではなく、地域をも盛り上げる企業として、その存在感を確立しています。これからの展開にも目が離せません。ぜひ、男鹿が提供する新しいお酒の魅力や、地域とのふれあいを体験してみてください。訪れる度に新しい発見が得られることでしょう。
【会社概要】
社名:稲とアガベ株式会社
所在地:秋田県男鹿市船川港船川新浜町1-21
代表者:代表取締役 岡住修兵
設立日:2021年3月
事業内容:クラフトサケ醸造
公式サイト:
https://inetoagave.com/