アコーディア・ゴルフがPDCE避雷球で安全対策を強化
近年、雷による事故が増加している中、アコーディア・ゴルフは落雷からプレイヤーを守るため、PDCE避雷球を83か所に設置しました。この施策は、落雷事故防止を目的とした新たな取り組みであり、運用開始から半年が経過しました。
PDCE避雷球とは?
PDCE避雷球は、従来の避雷針とは異なる原理を採用しており、雷を呼び寄せにくい特徴があります。この設備は、雷の直撃を防ぐのはもちろん、建物内に雷を呼び込むことを防ぎ、万が一の際には電流を地中に流す仕組みから成り立っています。また、その形状は放電しにくく、設置も簡便であるため、アコーディア・ゴルフでは全173のコースで有効性を検証し、PDCEを導入することとなりました。
具体的な導入状況
アコーディア・ゴルフでは、雷雲接近時のプレイヤーの避難をシミュレーションし、各ゴルフコースにおいて特に防雷設備が不足している地点にPDCE避雷球を新設しました。36のコースで合計83基の設置を行い、2024年6月上旬にすべての工事が完了しました。
この施設によって、乗用カートで直接駆け込むことが可能な安全な避難場所を整備しており、俯瞰的に見てもプレイヤーに対する安全性が向上しています。
成田ゴルフ倶楽部にも導入
設置されたゴルフ場の一つ、成田ゴルフ倶楽部は、「THE ROLEX WORLD'S TOP 1000 GOLFCOURSES」にも名を連ねる名門です。ここにPDCE避雷球が設置されることで、さらなる安全性向上が図られるでしょう。この名門コースでも安全にゴルフを楽しむための環境整備が進められています。
最軽量モデルの採用
設置には、重機のアクセスが難しい場所が多かったため、軽量のPDCE-Babyが選ばれました。設置基点の先端には、約2kgのPDCE-Babyを取り付け、8mの高さに設置されます。この設備があれば、カートを最大6〜7台停めることが可能で、簡単に避難ができます。
この提案は、レンタル業界大手のエイトレント株式会社が行ったもので、PDCE避雷球の販売も手掛けています。これにより、よりスムーズな導入と運用が実現されました。
安全への取り組み
株式会社落雷抑制システムズのPDCE避雷球は、国内外での研究開発を経て、120件の知財を持つ信頼できる安全対策を提供しています。既に自衛隊や工場、発電所、データセンターなど様々な場所で使用されており、落雷被害を大幅に軽減する役割を果たしています。
落雷による不安を無くし、安心してゴルフを楽しめる環境づくりを進めるアコーディア・ゴルフの取り組みは、今後も注目を集めるでしょう。