アシストが新たに始めるITSM定着伴走サービス
株式会社アシストは、ITSM(ITサービスマネジメント)を導入した企業が直面するさまざまな課題に対し、定着を促す「ITSM定着伴走サービス」を2025年8月13日から提供開始することを発表しました。このサービスは、ITSMツールの導入後に利用が進まない、または定着が滞るなどの問題を解決するために設計されています。
ITSM導入の現状と課題
多くの企業がITSMツールを導入しているものの、その効果を十分に発揮できていないという状況があります。具体的には、以下のような課題が確認されています:
1.
ユーザー部門への定着の遅れ: 旧来の運用や属人的な対応が続き、新システムへの移行が進まない。
2.
運用改善への手戻り: 日々のインシデント対応に追われ、運用プロセスの改善に時間を割くことができない。
3.
活用に向けたノウハウ不足: 必要な情報は蓄積されているものの、それを活かすための人手や知識が不足している。
このような問題を抱える企業に対し、アシストはITSMツールの定着を支援する役割を果たします。
ITSM定着伴走サービスの内容
新しい「ITSM定着伴走サービス」は、以下の支援内容を含みます:
1. 伴走計画の策定支援
サービス提供開始前に、顧客の業務サイクルに応じた伴走計画書を策定支援し、具体的な改善のタイミングや内容を明確化。
2. 定期的な会議や勉強会の開催
オンサイトまたはWebでの会議を通じて、課題の整理や重点テーマの洗い出し、ITILやITSMに関する社内勉強会の開催、業務設計に関するアドバイスなどを行います。
3. 顧客ニーズへのフレキシブルな対応
顧客のシステム構成やカスタマイズに特化した問い合わせにも幅広く対応し、業務改善をサポートします。
ユーザー企業との連携強化
アシストでは、ITSMツール「OpenText Core Service Management(旧:SMAX)」を利用している顧客に対し、1年間の継続的な運用支援を行います。その後も顧客企業が自らの力で改善活動を続けられるよう、定期的な会議や勉強会を通じて伴走型の支援を実施します。
特に、リファレンスとしてのサービスデスク改善ワークショップも用意しており、導入前後のギャップを減少させることに貢献します。
今後の展望
今後もアシストはITSMツールのスムーズな導入から定着のサポート、その後の継続的な改善活動までを見越したサービス設計に注力し、顧客の業務運用をより効果的にするための取り組みを強化していく方向です。これにより、IT業界における人材育成活動にも寄与していく考えです。
ウェビナーの開催
サービス開始に合わせて、無料ウェビナーも実施する予定です。具体的には「問い合わせ対応に追われる日々から脱却!事業貢献できるIT組織への変革ロードマップ」と題し、事例を交えた内容で進行されます。参加については事前登録が必要となります。
最後に
アシストの「ITSM定着伴走サービス」は、ITSM導入を目指す企業にとって、非常に有用なリソースとなるでしょう。今後もアシストがどのように企業のデジタル変革を支えるのか、注目されるところです。