少年院の再出発支援
2025-06-11 11:47:36

法務省と連携し少年院に送る『騙されない為の教科書』の意義

法務省と連携した新たな取り組み



一般社団法人HASSYADAI social(以下、ハッシャダイソーシャル)は、法務省との協働で若者の詐欺被害および加害防止を目的とした教材『騙されない為の教科書』を全国の少年院・少年鑑別所に無償で配布することを発表しました。この取り組みは、若年層における詐欺や悪徳商法の増加を考慮したもので、約6年にわたるキャリア支援や価値観形成の経験を基にしています。

1. 拘禁刑施行と更生支援の背景



近年、SNSの普及や成人年齢の引き下げに伴い、10代の若者が詐欺に巻き込まれる事例が増加していることを受け、ハッシャダイソーシャルはこの課題に向き合っています。特に少年院では高い再犯リスクが指摘されており、2025年には『拘禁刑』が施行されるなど、法制度が大きく変わる中で、一層の改善が求められています。

また、特に少年院では多くの若者が環境や情報格差の影響で、犯罪に無自覚に関与してしまうことが懸念されています。このような背景から、『騙されない為の教科書』は、犯罪の実態を理解し、再犯を防ぐための重要な教材として位置づけられています。

2. 教材の内容と教育の意義



『騙されない為の教科書』は、詐欺や悪徳商法についての実例を交えた解説や、被害を未然に防ぐための注意点をコンパクトにまとめています。特に、若者たちが注意すべき詐欺事例に関する情報が豊富であり、実際に詐欺に巻き込まれた場合の対処法も記載されています。これにより、若者たちは自己防衛の意識を高め、自らの人生を選ぶ力を養うことが期待されます。

3. 伝える力を育む特別授業



新潟少年学院では、著名な作家やアーティストを招いた特別授業が実施され、自分の気持ちを表現するワークショップが行われています。詩を書くことで若者たちは、自身の感情を言葉で伝える力を培う機会を得ており、またプレゼンテーションを通じて自分の選んだ本について語るなど、表現力を高めています。

4. 再犯と地域社会の関係性



ハッシャダイソーシャルの代表、勝山恵一は自身の体験を通じて、再犯は本人だけでなく地域社会との関わりが大きいことを語ります。彼の周囲でも再犯を繰り返すケースが多く見られ、家庭環境や地域のコミュニティが若者たちに与える影響の重要性を痛感しています。そのため、ハッシャダイソーシャルでは自分の環境を変える「移動体験」を通じて、若者たちが新たな価値観に触れる機会を提供しています。

5. 今後の展望



今回の教材配布による取り組みは、全国の高校や教育機関への拡大を目指しており、7月以降、約47万部を配布しています。ハッシャダイソーシャルは、より多くの若者が自分の人生を選択できるよう、さらなる支援を続けていく予定です。

このような活動を通じて、法務省とハッシャダイソーシャルは、若者たちが健全な自立を果たせる社会作りに取り組んでいます。


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会社情報

会社名
一般社団法人HASSYADAI social
住所
東京都港区六本木3-2−1住友不動産六本木グランドタワー 24階
電話番号
050-3188-1432

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