デジタルアーカイブで「関係人口」を育む! 誠勝が奈良市と連携し研究開始
近年、地方都市では人口減少や高齢化が深刻化し、地域づくりの担い手不足が課題となっています。そこで注目されているのが、「関係人口」です。関係人口とは、移住者や観光客とは異なる、地域と多様な関わりを持つ人々を指します。
株式会社誠勝は、デジタルアーカイブの構築と利活用教育を専門とする企業です。同社は、首都圏在住者を対象とした、デジタルアーカイブ利活用による「奈良市関係人口増加」のための研究を開始しました。
この研究では、遠隔地からでもアクセス可能なデジタルアーカイブを活用し、首都圏に住む人々が奈良市の「関係人口」として関与するための教育方法を体系化することを目指しています。
奈良市の関係人口増加に向けた取り組み
奈良市は、令和4年3月に策定した「第2期奈良市総合戦略」において、関係人口を含む多様な主体の強みや新しい発想をまちづくりに生かすことを重要項目として掲げています。
総務省も、関係人口創出・拡大事業を通じて、地域と継続的なつながりを持つ機会を提供する地方公共団体を支援しています。
こうした背景から、誠勝は奈良市と連携し、首都圏など奈良市域外に拠点をもつ法人などの協力のもと、「奈良地域の担い手」作りを進めていきます。
デジタルアーカイブを活用した教育イベントを実施
本研究開始に先立ち、誠勝は2024年11月9日(土)に「奈良市共創チーム」の「プレ研究会」として、デジタルアーカイブを活用したイベントを実施しました。
イベントでは、国立国会図書館デジタルアーカイブを活用した企業家自叙伝の概要や人物の魅力・価値を発掘ワークを行い、それらを事業化するためのアイデアを参加者同士で議論しました。
誠勝の取り組みが期待される
誠勝は、デジタルアーカイブの利活用によって、地域の魅力を発信し、関係人口増加に貢献することを目指しています。
今回の研究成果は、1~2年以内にレポートなどの形式で公開される予定です。誠勝の取り組みが、奈良市の関係人口増加にどのような成果をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。