病院業務効率化を推進するコントレアとパラテクノの連携が始動

コントレアとパラテクノの業務効率化に向けた協業の開始

Contrea株式会社（コントレア）は、医療・介護用ベッドの大手であるパラマウントベッドグループの一員、パラテクノ株式会社と協力し、病院業務の効率化と医療従事者の負担軽減を目指した新たな取り組みを開始しました。この連携は、患者のサービス向上と経営の効率化を同時に進めることが狙いです。

医療機関が抱える課題

近年、医療機関は患者のニーズに応えると同時に、経営面での効率化を図ることが求められています。特に、個室を利用する際に発生する差額室料は、病院にとって重要な収益源ですが、患者に対する説明や承諾を得るための手続きに多くの手間がかかります。これが業務効率の妨げになっているのが現状です。

協業の目的と成果

今回の協業を通じて、コントレアとパラテクノは、差額室利用率を向上させ、収益を最大化することを目指しています。この取り組みは、患者にとっても、より質の高い医療環境を提供し、医療従事者にとっては業務の負担を軽減する良い循環を生み出すことを期待しています。

パラテクノは、病室や病棟に必要な備品の提供や保守管理を行い、一方でコントレアが提供するMediOS（メディオス）を通じて、患者に動画で簡潔に情報を伝えることが可能になります。これにより、医療従事者は業務の負担を軽減でき、患者は安心して移行先の治療環境を理解することができます。

MediOSとは

MediOSは、患者に正確かつ分かりやすい情報を提供するために、医療説明を動画形式で行うサービスです。これにより、医療者と患者とのコミュニケーションが円滑になり、医療従事者はより重要な業務に集中できるようになります。MediOSは、2020年の提供開始以来、競合他社がいないユニークなサービスを展開しており、今後も機能の拡充を図っていきます。

代表者のコメント

パラテクノの代表取締役社長である中沢淳一氏は、協業の意義について「医療機関のパートナーとして、患者と医療従事者のWELL-BEINGを実現する取り組みを進めていきます」とコメントしています。また、コントレアの代表取締役川端一広氏は「今回の連携を通じて、患者が安心して入院を受けることができる環境を整えることを目指します」と述べています。