新しい保育士の視点
2025-10-07 12:19:27

保育士の視点を共有する新アプローチ『まなざしプロジェクト』

新たな保育アプローチ『まなざしプロジェクト』



横浜市泉区にある幼保連携型認定こども園「YMCAいずみ保育園」では、2025年に始まった新しい保育プロジェクト『まなざしプロジェクト』の取り組みが注目されています。このプロジェクトは、株式会社明日香が運営する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」が主導しており、保育の質向上や保育士間の情報共有を目指しています。

プロジェクトの背景


近年、保育現場では多様なニーズに応える必要がますます高まっています。認定こども園や保育所では、様々な背景を持つ家庭が増えており、保育士同士の連携と情報共有が以前にも増して重要視されています。しかし、価値観の変化により、保育士間の意見や対応にはばらつきが出ることも。そこで、体系的な学びの仕組みを構築する必要性が生まれました。

『まなざしプロジェクト』の実施内容


『まなざしプロジェクト』は、保育士の目線を動画化し、その内容を共有することにより、保育の質を向上させる新たな手法です。このプロジェクトでは、リーダー保育士と補助保育士それぞれの視点を同時に撮影し、実際の保育の様子を映像として記録します。撮影した映像を保育士間で振り返ることで、お互いの行動や意識の違いを理解し、より良い保育を目指すことが可能になります。

参加した保育士の感想によれば、映像を通して仲間の動きや子どもとの関わりを客観的に観察できたとしています。特に、補助保育士の動きの重要性を再認識し、連携を深める絶好の機会となったようです。

職員の感想


参加した保育士たちのインタビューでは、目線動画の活用が議論を活性化させるとともに、保育の振り返りに非常に役立つとの声が寄せられています。一同は動画を通じて、自身の普段とは違った視点での気づきや、他の職員との連携の重要性を感じていたことが浮き彫りになりました。

「普段目には見えない補助保育士の動きが勉強になった」「自分の行動が他の職員にどのように映っていたかを知れた」など、多くの気づきが得られたようです。また、心理的安全性の確保が強調され、職員間の感謝の気持ちも深まったとのことです。

今後の展望


このプロジェクトは、職員同士が共に学び合い、より良い質の保育を実現するための大きなステップとなると期待されています。「まなざしプロジェクト」は、今後も他の保育施設への展開を検討しており、参加を希望する施設はその協力を募っています。

まとめ


『まなざしプロジェクト』は、保育の質と魅力向上を目指す取り組みで、今後の保育現場における新しい方向性を示すものとなるでしょう。保育士間の情報共有や技術の向上を目指し、この取り組みが広がることが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社 明日香
住所
東京都文京区小石川5丁目2番2号わかさビル3F
電話番号
03-6912-0015

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