経営者イノベーション・ラウンドテーブルが神田明神で開催
2023年8月4日、東京の神田明神にて第2回「経営者イノベーション・ラウンドテーブル」が実施されました。このイベントは、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)の主催で、昨年の成功を受けての開催となります。
イノベーション共創の重要性
昨年8月に行われた初回ラウンドテーブルでは、産官学が共に協力しあい、イノベーションのエコシステムを創造することの重要性が強調されました。39名の参加者が集まり、イノベーション経営の課題について深く掘り下げました。これに基づいて、今年のラウンドテーブルはさらなる成果を目指すための重要な場として位置づけられています。
今年のラウンドテーブルは、「経営者イノベーション委員会」(EIC)の最初の活動として設けられました。EICは企業、専門家から成り立っており、これからの日本社会と経済をより豊かにするための方法を模索します。
参加者の多様性
今回は富士通、JT、三菱地所、三菱重工、東急、ヤマトホールディングスの企業トップや経済同友会の幹部に加え、文部科学省や大学からも多数のリーダーが参加します。総勢約40名が集まり、イノベーション経営とリーダーシップについての熱い議論が交わされます。
事前アンケートから見えた期待と課題
ラウンドテーブルの前に行われた事前アンケートは、参加者からの真剣な意見が反映されています。多くがイノベーションに対する期待を持っていますが、同時にいくつかの課題も明らかになりました。たとえば、53.3%が経営者の役割をイノベーションの推進者として捉えていますが、経営層の準備が整っていないと感じている人も多く、56.7%がこの点を懸念しています。
時間とテーマ
このアンケート結果を踏まえ、当日の議論は以下の3つのテーマに沿って行われました。
テーマ① 変革はリーダーから始まる「産官学リーダーの覚悟と行動」
このセッションでは、リーダーが持つべき覚悟と実際の行動についての意見交換を行いました。
テーマ② イノベーションなき国の行方「変わらなければ、衰退」
ここでは、日本がイノベーションに取り組まなければどうなるか、危機感を持って議論しました。
テーマ③ 競争から価値創造へルールをどう変えるか「エコシステム戦略:新たに日本企業は動けるか?」
このテーマでは、ビジネスのルールをどのように転換していくべきかについての戦略が討議されました。
メディアとの交流会
ラウンドテーブルの参加はEIC委員および招待者限定ですが、イベント終了後にはメディア関係者とのネットワーキング交流会も予定されています。参加希望者は、指定された連絡先に必要な情報を送信することで、参加の申し込みが可能です。
JINの取り組み
一般社団法人Japan Innovation Networkは、2013年に設立され、日本のイノベーションの中心的存在として活動しています。大手から中小企業まで幅広く、イノベーション管理システムの導入やプロジェクト支援を行っており、今後の活動にも期待が高まります。詳細は
公式ウェブサイトを確認してください。