ネットで手に入る新鮮な「わさび葉」
最近、わさびの新たな楽しみ方が提案されています。アグリテックベンチャーの株式会社NEXTAGEが、人工光を用いた水耕栽培で育てた「わさび葉」のネット販売を開始しました。新たにオープンしたネットショップ「山葵人商店」では、年間を通じて手に入るわさび葉の魅力を多くの人に知ってもらうことを目指しています。
わさび葉の新鮮さその理由
わさびの生育環境は非常に厳しく、特に生わさびの葉茎は栽培地域が限られています。また、露地栽培の際には、虫や動物の影響で傷んでしまうことも多く、そのため流通量が少なく珍しい食材となっています。NEXTAGEは、この問題を解決すべく、人工的な環境でわさびを育てることで、葉茎を美しい状態で収穫できる体制を整えました。
横浜C&Mセンターを中心に、自社栽培されるわさび葉茎は、豊洲市場の仲卸業者や大手食品加工業者に試験販売され、好評を得た結果、その美味しさを一般の人々にも届けたいという思いからネットショップの設立に至りました。
山葵人商店の魅力的な商品ラインナップ
「山葵人商店」では、以下のような商品が取り扱われています:
- - ミニわさびリーフ(サラダ用) - 50gまたは100gのサイズで、手軽にサラダに追加できます。
- - わさび葉茎(調理用・実生) - 100gまたは200gで、様々な料理に活かせます。
- - わさび葉茎(調理用・真妻) - 同様に100gまたは200gで、料理の幅を広げます。
新鮮なわさび葉を用いた簡単レシピも紹介されており、特に「わさびの葉茎の簡単白だし和え」や「葉わさびおにぎり」など、家庭で手軽に楽しめる料理が提案されています。これらのレシピを参考に、わさび葉を取り入れた料理に挑戦してみてはいかがでしょうか?
NEXTAGEのこだわりと展望
株式会社NEXTAGEの代表取締役、中村拓也氏は、「わさびの生産は特定の地域に集中しているため、流通には地域による格差がある」と語ります。多くの人にとって馴染みのない野菜であるわさび葉茎をもっと知ってもらい、楽しんでもらうために、屋内栽培技術を活かして高品質なわさびの提供に努めています。
ここで栽培されたわさび葉は、非常に希少性が高く、少量でも高価で取引される食材として注目されています。中村氏は、「このわさび葉茎をぜひ味わってほしい」と期待を寄せています。
NEXTAGEの展望
NEXTAGEは、わさびの持つ文化や技術を伝えるために、国産わさびの最高峰である「真妻種」に注目し、その栽培に積極的に取り組んでいます。日本独自の食文化を世界に発信し、未来の子供たちに、「本物のわさび」を残していくことを目指しています。総じて、NEXTAGEの挑戦はただのわさび栽培に留まらず、食文化の継承にも寄与するものです。
さいごに
ネットショップ「山葵人商店」は、わさび葉を通じて消費者と生産者をつなぐ重要な舞台となりつつあります。日本の珍しい野菜であるわさび葉を手軽に手に入れ、新しい料理体験を楽しんでみてください。