門真市にコミュニティサイクルHUBchari進出！ホームレス支援と地域活性化の融合

門真市にコミュニティサイクル「HUBchari」進出！

大阪府門真市に、ホームレス支援と地域活性化を両立する画期的なコミュニティサイクル「HUBchari」が誕生しました。ショッピングモール「Bears」への設置を皮切りに、門真市での拠点拡大を目指します。

HUBchariとは？

HUBchariは、ホームレスの約7割が自転車修理に長けているという点に着目し、生まれた新しいスタイルのレンタサイクルです。拠点内であれば、どこで借りてもどこで返却しても構わない柔軟性が特徴です。会員登録の種類によって利用できる拠点は異なり、アナログ会員は8カ所、スマート会員は4カ所で利用可能です。

今回のBearsへの設置では、最新システムである「スマート会員」システムを搭載した電動アシスト自転車が導入されます。スマート会員は、ウェブサイトで会員登録を行い、発行されたパスワードを入力するか、登録済みのICカードをかざすだけで自転車を借りることが可能です。

スマート会員システム

Bears拠点のスマート会員システムでは、クレジットカードでの会員登録後、マイページ（日本語・英語対応）から自転車を選択し、発行されるパスコードを入力して利用できます。Felica機能付きICカードやスマートフォンを登録すれば、次回以降はカードをかざすだけで簡単に利用できます。利用者には、周辺の観光情報やおすすめサイクリングルートの案内も提供予定です。

ホームレス支援と地域活性化の取り組み

HUBchariを運営する認定NPO法人Homedoorは、「ホームレス状態を生み出さない日本」を目指し、ホームレスや生活困窮者への支援を行っています。HUBchariを通じて、当事者の特技を生かした就労機会の創出にも力を入れており、これまでに150名以上の人が就労機会を得ています。

HUBchariの拡大は、ホームレス問題の解決だけでなく、自転車のシェアリングによる環境問題への貢献、インバウンドの促進、そして市民の利便性向上にも繋がることが期待されています。

Bearsショッピングモール

Bearsは、「そこに行けば楽しくなれる、元気になれる」をテーマとしたショッピングモールです。商業施設の他に、休日診療の小児科、関西最大級の屋上農園、無料開放の公園などを備え、地域住民の生活を支える存在となっています。

拠点情報

Bears拠点（スマート会員対応）は、大日駅側、イオン側の駐車場入口横に設置され、24時間利用可能です。Panasonic Glitter製の電動アシスト自転車が用意されており、安定した走行と坂道も楽々走れるアシスト機能が特徴です。自転車には操作パネルが設置され、ICカードをかざすことで鍵の開錠が可能です。