ビーズで脳を活性化！トーホーと大学の共同研究の成果

トーホー株式会社が公立諏訪東京理科大学との共同研究を行い、ビーズ制作を通じて脳トレーニング効果を期待できることを発表しました。この実験は、1951年に創業したトーホーが製造するガラス製シードビーズを用いて行われ、子供の教育や認知症予防など、多方面での期待が寄せられています。

実験内容と結果の概要

この研究は、同大学の篠原研究室に所属する学生5名を被験者として実施されました。各学生はトーホーのビーズキットを使用し、制作中に脳活動を計測しました。結果として、被験者全員において脳の特定の部位が活性化されることが確認されました。具体的には、以下の4つの部位が特に活性化されました。

- 右脳前頭前野: 視覚的な情報の記憶と操作に関与
- 右脳頭頂連合野: 空間的な位置関係の把握に関与
- 右脳運動野: 両手のコントロールに関与
- 左脳側頭頭頂接合部: 想像や比喩的表現に関与

この実験から、ビーズワークが脳の複数の部位に効果的に働きかけ、さらにはリラックス効果も得られる可能性が示されました。

新たな脳トレホビーとしての可能性

トーホーは、ビーズ手芸が脳トレとして楽しめる新しいホビーになることを目指して、今後も取り組みを続けていく計画です。特に、品質の高いビーズを製造し、日本全国の手芸店やハンドメイドショップへの販路を広げ、より多くの人々にビーズで脳を活性化することの楽しさを伝えたいと考えています。

『ビーズで脳トレ！！』という新しい健康ホビーを広めるため、育成したインストラクターの協力のもと、「ビーズ教室」を開催予定です。これにより、脳トレを身近に体験できる機会を増やしていく狙いがあります。

ビーズホビーの3つの魅力

1. 世界で一つだけの作品を作れる楽しさ: ビーズ製品はその独自性が魅力で、作り上げる過程が楽しめることが大きな強みです。
2. 科学的裏付けのある効果: 実験結果からも、脳が活性化されることが示されており、教育や認知症予防に寄与できます。
3. 作った作品を身に付ける喜び: 自分で作ったアクセサリーを身に着けることで、他者とのコミュニケーションを深めることができます。