楽天モバイルとCloudflareが法人向けゼロトラストサービスを提供開始

楽天モバイルとCloudflareが法人向けセキュリティサービスを強化

楽天モバイル株式会社とCloudflare, Inc.は、法人向けに提供する新たなパートナーシップを締結しました。この提携により、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援しつつ、強固なセキュリティ体制を構築するための「ゼロトラスト」マネージドサービスがスタートします。

ゼロトラストとは？

「ゼロトラスト」とは、信頼を前提にしない新しいセキュリティのアプローチです。すべてのアクセスを常に認証し、ネットワーク内外に関わらず厳重なセキュリティ対策を講じることで、情報漏洩やサイバー攻撃から企業を守ります。このような取り組みは特に、リモートワークやクラウド環境を利用する企業にとって重要です。

提供内容

2025年4月24日より、楽天モバイルはCloudflareの最先端セキュリティサービス「ゼロトラストセキュリティ」を法人のお客様に向けてワンストップで提供します。このサービスは、企業のリモート環境におけるデバイスとデータの保護を支援することを目的としており、特に以下のような機能を備えています。

- アクセス認証の強化: 社内外を問わず、徹底したアクセス認証を導入し、リモート社員も安全に業務を遂行できます。
- データ保護: 機密情報の漏洩を防ぐため、データ保護が強化されています。
- 運用コストの削減: システムの定期的な監視とログ管理を実施し、運用コストや業務負担を軽減します。

また、楽天モバイルが提供する超高速インターネットサービス「KŌSOKU Access」とのパッケージ提供により、法人のお客様のネットワーク環境構築からセキュリティ対策までを簡単に実現できます。特に、セキュリティ部門を持たない中小企業にとっても、負担を抑えながら導入できるメリットがあります。

日本市場での必要性

日本における企業は、急増するサイバー攻撃の脅威に対応するため、セキュリティ対策が急務となっています。Cloudflareの統計によれば、2025年の第1四半期に日本では合計3億8500万件のサイバー攻撃を防いでいます。このような背景から、ゼロトラストの導入はますます重要になっています。

各社のコメント

楽天モバイルの鈴木和洋CEOは、「今回の提携により、新しいセキュリティサービスを法人のお客様に提供できることを嬉しく思います。Cloudflareのソリューションと楽天モバイルのサポートを全体で提供し、安心安全なネットワーク環境を実現します」と語っています。
Cloudflareのトム・エバンスチーフパートナーオフィサーも、「特に中小企業におけるマネージドセキュリティサービスのニーズが高まる中、楽天モバイルと連携することができ嬉しいです」と述べました。

楽天モバイルとCloudflareは、今後も法人のお客様のニーズに応えるための取り組みを続けていく考えです。