AIプラットフォーム「Dify」の進化と企業導入の現状を探る
株式会社LangGenius(以下、LangGenius)は2026年4月8日から10日の間、東京ビッグサイトで行われたJapan DX Week「AI・業務自動化展」に参加しました。この3日間、多くの来場者にブースを訪れていただき、様々なAI技術を紹介しました。本記事では、Difyのデモや、来場者との対話を通じて明らかになった日本企業のAI活用における課題とニーズについて詳しくレポートします。
出展概要
この展覧会は、AIや業務自動化に特化したイベントで、主催者のRX Japan株式会社によって開催され、51,370名の来場者を迎えました。Difyブースでは、AIワークフローやナレッジパイプラインの機能を強調し、来場者が実際に操作できるライブデモを披露しました。
Difyのライブデモ内容
1.
AIワークフロー&ナレッジパイプライン(RAGパイプライン)のデモでは、ビジュアルワークフロービルダーを活用し、ノーコードまたはローコードでのAIエージェント構築のプロセスを体感してもらいました。このデモでは、企業向けの機能として、社内ナレッジの活用やチャンク戦略、リランキングの設定を紹介しました。
2.
Japan IT Week 向けのAIチャットボットも展示しました。会場に訪れる多くの人々が抱く「どのホールに行けばよいか」「近くの喫煙所は?」といった疑問に応えるため、会場の位置情報や出展情報を基にチャットボットを構築。実際に来場者が利用できる形式で提供し、Difyを用いたAIアプリの迅速な構築を実証しました。
日本企業のAI活用における課題
展示会を通じて、多くの企業が抱えるAI活用の課題が浮かび上がりました。主なものは以下の3つです。
1.
セキュリティ環境でのAI運用: 機密データの取り扱いやセキュリティポリシーとの整合性に対する懸念は大きく、Difyはオンプレミスやプライベートクラウドでのデプロイが可能であり、高い評価を得ました。
2.
AIツールの展開と運用: AIツールを導入しても、社内への展開が難しい企業が多く、Difyのノーコードまたはローコードアプローチが注目されました。専門的なエンジニアに依存せずにアプリケーションの構築や更新ができる点が、来場者の関心を引きました。
3.
RAG(Retrieval-Augmented Generation)の活用に対する期待と実際の課題: 社内ナレッジの活用を目指す企業は多いですが、「精度が足りない」「ハルシネーションが懸念される」といった声が聞かれました。Difyのナレッジパイプラインは、その設定が柔軟であり、これらの課題に対応可能です。
今後の展望
LangGeniusは、日本市場への本格的な参入を計画しています。NTTやRICOH、みずほ銀行など多くの企業がDifyを利用しており、今後もイベントやパートナーシップを通じて日本企業のDX推進をサポートしていく予定です。
今後も国内の主要展示会への出展を行い、企業のAI活用に対するフォローアップを進めていきます。
Difyとは
Difyは、ノーコードやローコードでのAIエージェントやワークフローを構築できるオープンソースプラットフォームです。RAGやマルチモデル対応、外部システムとの連携など、企業のAI活用を力強くサポートしています。詳細は
公式サイトをご覧ください。