IVS2025後編: 経営のリアル
2025-08-04 12:02:18

IVS2025後編: 上場経営者へのインタビューで浮かび上がる経営のリアル

IVS2025後編: 「上場経営者にアホのふりして無邪気に質問してみたら?」



2025年7月3日に開催された「IVS2025」のパネルセッションの後半です。このセッションでは、上場企業の経営者たちが抱えるさまざまなリアルな課題や思いを語りました。モデレーターには株式会社ReBoostの河合氏を迎え、上場企業の経営者としての経験を深堀りしました。

IPO後の生活の変化



まず、田中氏が永田氏に対して、上場後の移動手段について尋ねる場面から始まりました。「株主に刺されるかもしれないから電車は控える」という都市伝説に触れ、永田氏は「意外と問題ない」と言います。上場以来ずっと業績を伸ばしているFCEでは、今でも公共交通機関を利用しているとのことです。また、家族や社員の反応についても話題が及び、IPO後に信用力が上がり、新入社員が安心感を持つようになった点が挙げられました。

商品の販売における変化



次に話題は、上場によってどのようにマーケティングや営業面での変化があったかに移りました。重松氏が「上場すると売れるようになるのか?」と質問し、永田氏はこれに対し「実際に信用力が上がったことで、受注が見込めるようになった」と回答します。以前は不安視されていた社名も、現在では「上場企業」としての信用を獲得し、ビジネスチャンスが広がっていると語りました。

評価制度の見直し



田中氏は上場前後での評価制度について尋ねると、永田氏は「基本の構造は同じだが、継続的に見直しを行っている」と言います。彼の会社ではパフォーマンスだけでなく、社員の行動や会社への良い影響も重視した評価制度が導入されており、将来を見据えた「バリュー」を大切にする姿勢が見えました。特に、評価をコンセプト化された「バリューブック」に明文化することで、曖昧さを取り除いている点が興味深いです。

上場企業の経営会議



経営の具体的な実行面において、永田氏は経営層が集まる報告会を隔週で行い、各事業の状況を共有することが方針であると説明しました。「これはチーム全体の協力を促すために重要です」とも言い、経営会議におけるコミュニケーションの重要性を強調しました。

経営者の本音に迫る



本セッションでは、特に「アホのふり」をして質問するスタイルが特徴的でした。議論が白熱し、時にはディスカッションが激化することもあるものの、お互いの意見に対する理解と尊重を持つ姿勢が印象的でした。永田氏は「意見の違いこそが成長のスタート」と語り、多様な意見の重要性を訴えます。この共通言語が経営の質を高めているとも述べました。

まとめ



最後に、経営者たちが語るリアルな声は、上場企業ならではのプレッシャーや状況を如実に表していました。強い社会的価値を重視しながら、各々の企業が持つ独自の価値観や文化の中で、チャレンジし続ける姿が感じられました。これからの経営者たちにとって、良い刺激になる貴重な時間となったことと思います。

企業情報


フロンティア株式会社は、ビジネスマッチングエージェント『レディクル』を運営しており、上場企業の強みを最大限に生かしたサービスを提供しています。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
フロンティア株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー14階、15階
電話番号
0120-311-532

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。