免疫力アップで感染症対策
2023-12-05 13:00:02

年末年始の感染症対策、免疫力アップの秘訣とは?医師が解説する最新免疫対策

年末年始の感染症対策、免疫力アップの秘訣とは?医師が解説する最新免疫対策



2023年は、新型コロナウイルス感染症の流行終息後も、インフルエンザの早期流行や帯状疱疹の増加など、新たな感染症の脅威が続きました。年末年始の宴会シーズンを控え、改めて免疫対策を見直す必要性が高まっています。

本記事では、2023年11月に実施された全国1000人を対象としたアンケート調査の結果を踏まえ、感染症に詳しい医師である久住英二先生に、効果的な免疫対策について詳しく解説していただきます。

アンケート調査:免疫対策への意識は向上傾向



調査によると、2023年末の免疫対策への意識は、2022年末と比較して向上している人が約4割弱、同程度の人が約3割という結果に。年代別に見ると、20代では意識が低くなった人が36%と最も高かった一方、50代、30代では意識が低くなった人の割合が低く、年代によって意識の差が見られました。

免疫力アップのための3つのポイント



久住先生によると、免疫力アップには以下の3つのポイントが重要です。

1. 腸内環境を整える



人間の免疫細胞の約7割は腸管に存在します。腸内環境を整えることは、免疫力を高める上で非常に重要です。

腸内細菌叢(フローラ)のバランス: 善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制することで、腸内環境を整えましょう。発酵食品の摂取や食物繊維を多く含む食事が効果的です。
パイエル板の機能: 小腸にあるパイエル板は、免疫細胞が集まる重要な器官です。健康的な腸内環境を維持することで、パイエル板の機能も向上します。

2. 血流やリンパの流れをよくする



血液やリンパの流れが滞ると、免疫細胞の働きが低下します。

適度な運動: 軽い運動は血行促進に効果的です。ウォーキングやジョギングなど、無理のない運動を心掛けましょう。
入浴: 湯船に浸かることで、血行促進と体温上昇を促し、免疫細胞の活性化をサポートします。
禁煙: タバコは血行不良や免疫細胞の働きを抑制するなど、健康に悪影響を及ぼします。禁煙が重要です。

3. 自律神経を整える



自律神経のバランスが崩れると、免疫機能も低下します。

質の高い睡眠: 睡眠不足は自律神経の乱れにつながります。毎日同じ時間に寝起きし、7時間程度の睡眠を確保しましょう。
ストレス軽減: ストレスは免疫機能を低下させます。リラックスできる時間を作るなど、ストレス対策を心がけましょう。
適度な飲酒: アルコールは睡眠の質を低下させ、タウリン(免疫細胞活性化に重要なアミノ酸)の消費も増加させるため、過度な飲酒は避けましょう。

免疫力アップに効果的な栄養素



久住先生は、以下の栄養素を積極的に摂取することを推奨しています。

β-グルカン: 大麦やキノコなどに含まれる食物繊維。腸内細菌の働きを促し、腸管免疫を強化します。
タウリン: イカやタコなどの魚介類に多く含まれるアミノ酸。免疫細胞の活性化をサポートします。
ビタミンB群: 代謝や抗体産生に重要なビタミン。豚肉や魚介類を摂取しましょう。
タンパク質: 免疫細胞を作るための必須栄養素。肉、魚、卵、大豆製品などをバランスよく摂取しましょう。
* カルシウムとビタミンD: 骨髄の健康を維持するために必要です。カルシウムは乳製品、ビタミンDは鮭や日光浴から摂取できます。

まとめ



年末年始は、イベントが多く、どうしても不規則な生活になりがちです。しかし、感染症対策は、日々の生活習慣を意識することで十分に可能です。久住先生がお伝えしたポイントを参考に、無理のない範囲で免疫力アップを目指し、健康的な年末年始を過ごしましょう。

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会社名
大正製薬株式会社
住所
東京都豊島区高田3丁目24番1号
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