成長する動画広告市場の中でのDeLMOの活用
昨年末、動画素材収集ツール「DeLMO」を通じてママコスメとwevnalが共同し、Instagramの動画広告施策に成功した事例が注目を集めました。導入から7ヶ月が経過し、効果が一層明らかになってきた今回、両社のインタビューを通じてその進展をお伝えします。
対象企業の役割
- - ママコスメ:スキンケア商品の開発と販売を手がける。青木さんが主に担当し、特にECサイトや集客プロモーションのWEBマーケティングを行っている。
- - wevnal:デジタルマーケティングを重点に置く企業で、中澤さんがクリエイティブチームをリード。SNSマーケティングの広告制作を専門にしている。
DeLMOによる広告戦略の変革
DeLMOの導入当初は、静止画中心の広告が多く、その影響力は限定的でした。しかし、12月に新規獲得数が減少した際、思い切ってDeLMOの動画素材を活用し、動画クリエイティブの制作を増やしたことが効果を生み出しました。現在では、動画広告のCV数は1,230%の増加を記録し、CPAの改善もみられています。これは、静止画と比較して制作本数が3.4倍に増えた結果でもあります。
青木さんは、動画クリエイティブの制作比率が静止画8割、動画2割から今では静止画4割、動画6割へと逆転したことを明かしています。さらなるデータ分析を通じて、ターゲットユーザーに適したモデルの傾向を把握し、今後のマーケティングに生かしたいと考えているとのこと。
専門性を高める動画マーケティングの現状
中澤さんは、DeLMOによる動画素材がもたらす選択肢の増加を評価しました。動画は静止画に比べてCTRが高く、CPCやCPMを抑えられるため、広告全体の効率化につながると話します。特に、高いCVを獲得したクリエイティブのCPCが84円という数字は、その効果を物語っています。
また、青木さんは制作の手間を大きく削減できた点も強調しています。従来はインフルエンサーとのコミュニケーションが必要だったため、素材収集に多くの時間がかかっていましたが、DeLMOを活用することで、そのプロセスが大幅に効率化されました。これにより、マーケティング施策に向き合う時間が増え、結果的に戦略性の高い施策にミスなく集中できています。
今後の取り組み
青木さんは、2021年を動画元年と位置づけており、SNS全体への展開を見据えた施策を進める予定です。また、中澤さんも動画の勝ちパターンの探求を続け、さらなる市場の優位性を確立したいと考えています。
これからも両社の取り組みは多くの企業にとって希望となり、動画広告市場の活性化に寄与することでしょう。今後の進展にも大きな注目が集まります。