新サービス「Flex Capital Invoice」登場
株式会社Fivotが、法人向けのBNPL(後払い決済)サービス「Flex Capital Invoice」を正式にリリースしたと発表しました。このサービスは、広告費や仕入れコスト、SaaS利用料などの一括請求に対し、立替払いを行うものです。これにより、特にスタートアップ企業においては、運転資金の調達がスムーズに行えるようになります。
「Flex Capital Invoice」の仕組み
「Flex Capital Invoice」は、立て替えた請求額を4分割し、手数料3%を加えた金額を後払いで返済する仕組みです。この仕組みを利用することで、スタートアップ企業は、出費と売上が同期するタイミングを捉えやすくなり、結果として事業運営の安定化を図れるのです。たとえば、広告出稿の際の出費に対して、入金が後になる場合など、資金繰りが難しい状況が改善されるといった利点があります。
3ステップでの簡単申請
このサービスの特徴の一つは、利用までの手続きがシンプルな点です。申し込みは以下の3ステップで完了します。
1.
審査:基本情報をアップロードし、最短15分で準備が整います。審査結果は3営業日以内に通知されます。
2.
立替申請:請求書をアップロードし、結果を待つだけです。
3.
支払い:設定した希望日付に、指定の企業名で振込が実行されます。
この手続きが迅速であることから、忙しい企業にとっても使いやすいサービスとなっています。
利用シーン
「Flex Capital Invoice」は、特に以下のようなシーンでの利用が想定されています。
- - 広告出稿費
- - 仕入れコスト
- - SaaS利用料金
- - 採用エージェント費用
たとえば、展示会に出展する際の費用が先に発生する場合でも、Flex Capital Invoiceを活用して後払いにすることで、入金のタイミングをより適切に管理できるようになります。展示会では商談からの入金に時間がかかるため、資金繰りの課題が解消されるでしょう。
企業の背景
株式会社Fivotは2019年に設立されたスタートアップで、「新しい産業構造に新しいお金の流れを作る」をミッションに掲げています。この会社は、貯まるキャッシュレスアプリ「IDARE」とスタートアップ向け融資事業「Flex Capital」の2本立てによるエコシステムを構築し、スタートアップ企業に対して必要な流動性を提供しています。
「Flex Capital」は特に、ベンチャーデットやRBFといったデット性の資金を提供するサービスで、累計実行額に対するデフォルト率が0.27%と非常に低く、スピーディーな審査が特徴です。これにより、経営者に寄り添った資金支援を実現しています。2021年からの期間で、150社以上への支援を行ってきた実績も持ちます。
経営者からは「Flex Capital Invoiceを利用することにより、支出と入金のタイミングをマッチングでき、事業の成長をサポートしてもらえている」との声も寄せられており、新サービスの導入による期待が高まっています。今後も、株式会社Fivotが提供する新たなサービスに注目が集まることは間違いありません。